マラウィの学校に学生向けの寮を建設したい!

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マラウィ

下記Readyforのページにてクラウドファンディングを行なっています。残り日数あとわずかです、よろしくお願いいたします。

https://readyfor.jp/projects/happydayprimary

 

 

▼取り組みたいこと

 

今回のプロジェクトは、マラウィの学校で、卒業試験を控えた最終学年の学生達に日々寝泊まりできる学生寮を建設するためのプロジェクトになります。現状教室の床で寝ている環境を少しでも改善したいと思っており、興味を持って頂ける方は是非読み進めてもらえると嬉しいです。

 

▼マラウィについて

マラウィ

マラウィと聞いてすぐに場所が思い浮かぶ人はあまり多くないかもしれません。アフリカの南東部に位置するマラウィは、人口約2000万人ほどの内陸国で、Warm Heart of Africaと呼ばれるくらい人が優しいことで知られています。このマラウィの首都リロングウェから北に約400km、マラウィ湖の真ん中辺りに、今回のプロジェクトの学校が位置するンカタベイという町があります。

 

▼プロジェクトの背景と学校の現状

 

今回このプロジェクトを進めたい背景について紹介させていただきます。この学校の名前はHappy Day Primary School と言って、現在合計335人の生徒が在籍する公立の教育機関です。生徒は保育園から日本の中学校卒業にあたるStandard8(以下8年生)までで、8年生終了時に国家共通の試験を通過すると卒業となります。8年生になると、試験の準備のため大半の生徒は年間を通して学校に泊まり込むことになります。

 

8年生の子達は毎朝7時から学校で勉強を始めます。12時から1時までのお昼休みをはさんで午後の授業は3時まで。その後約2時間クラスに残って勉強というのが毎日のスケジュールです。学校から自宅までの距離が50kmという生徒もいて、バスなどでうまくサポートできない地域もあり、こうした生徒達は勉強に影響が出てしまいます。こうした理由から学校に泊まり込む生徒が多い状況になっているのですが、現在は学校側で生徒がきちんと泊まれる施設を用意できていなく、生徒達は教室の床を寝床にするような状況になってしまっています。

 

 

次に学校の収益の観点についても説明させていただきます。現在保育園は学校の方針により生徒からの保育料を受け取っていません。また小学校は現在生徒数265人のうち、半分以上にあたる170人が孤児の生徒たちとなっており、そうした生徒たちは授業料を免除しているため十分な収益が確保できていません。孤児以外の95人の生徒からは1学期あたり40,000マラウィクワチャ(2022年7月現在のレートで約5,280円、1年は3学期制)を授業料として払ってもらっていますが、この金額では先生の給与と学校の賃料を払うのも精一杯であり、慢性的な赤字経営となっている状況です。

 

▼学校設立のきっかけ

マラウィ

Happy Day Primary Schoolは、一人でも多くの孤児にも学校で教育を受けられるような社会にしたいという考えから、校長先生であるレイチェルが2009年に銀行で働く傍ら立ち上げました。自身も現在は3人の子供を持つレイチェルにとって、子供の教育以上に大事なことはないと考えていたためです。設立時は保育園のみ、生徒数8人でスタートした学校は2010年に小学校も開校。その後レイチェルは2011年に銀行を退職し学校運営に専念するようになります。

 

現在までに8年生を卒業した生徒は合計70人を超え、ほぼ全ての生徒が卒業後には日本の高校にあたる4年制のSecondary Schoolに進学しています。卒業生の内15人が現在Secondary Schoolの最上学年の4年生になっており、同校卒業生からの初の大学進学者も期待されています。

 

生徒向けの寮の話は昨年から課題の一つとしてレイチェルさんから連絡をもらっていたものの、なかなか良い解決策を出せずにいました。今年になって、クラウドファンディングで広く知ってもらうことで解決の糸口を見つけられるかもしれないとレイチェルさんに話をしました。インターネット上で学校のことを日本の皆さんに知ってもらい、寄付金を募って建設を実現させるチャレンジに学校としても是非取り組んでいきたいということで、僕のほうで今回記事の作成をさせていただきました。記事作成にあたりレイチェルさんともミーティングを重ね、リターンについてのアイデアや写真の提供などを担当してもらいました。

 

 

▼校長先生のレイチェルからのメッセージ

 

日本のみなさま、こんにちは。私たちの学校では、学校から50km以上離れた場所に住んでいる生徒もおり、移動が不便なため8年生の生徒は教室の床にベッドもなく寝ています。学校側では生徒の移動をサポートするためスクールバスも用意していますが、全ての生徒の自宅をカバーするには費用的にも難しい状況です。生徒が勉強に集中できるよう、学校の近くで快適に寝泊まりすることができればと考えています。寮の建設が完了したら、私たちは出資者の名前を寮の各部屋につけて、大きな支援に感謝したいと考えています。皆様のサポートに感謝するとともに、これからも引き続き努力してまいりたいと思います。 レイチェル・カブリ(Happy Day Primary School 校長)

 

 

▼学生寮の建設について

 

今回の学生寮の建設工事について説明させていただきます。現状の計画としては2022年の12月から2023年6月の6ヶ月を予定しています。場所は学校からすぐ近くの場所に使われていない建物があり、その建物を改築する形になります。部屋としては5つほど用意する見通しで、受け入れのキャパシティとしては最大で40人程が泊まれるような施設となります。現在学校で寝泊まりをしているStandard8の生徒は11人なので、建設完成直後は比較的広さに余裕を持って生徒に寝泊まりをしてもらう予定です。建設工事にかかる費用の概算は90万円で、この金額が今回のプロジェクトの目標金額となります。寮については完全無料とすることも考えましたが、上記の学校経営の観点から孤児の生徒以外は1ヶ月数千円の住居費用を生徒から頂く方向で検討を進めています。建設工事の工程としては、改築のための基礎工事、壁面、天井、そしてフローリングという工程で進めていく予定です。

 

 

▼自己紹介

 

最後に、今回このプロジェクトを進めている私、関根健太郎についても少し紹介させていただきます。2012年、27歳のときに当時勤めていたリクルートを退職し、2年2ヶ月ほど海外をバックパックで旅していました。合計59カ国訪れた中で、マラウィにも訪れ2週間ほど滞在しました。今回のプロジェクトにおける学校の代表であるレイチェル校長とはンカタベイからムズズに向かうバスの中でお会いし、学校運営のお話を聞かせてもらいました。それがきっかけでこの学校は応援させてもらいたいと思い、これまでWestern Unionを通して毎月定額の寄付を行ってきました。2014年の年末から続けてきて、これまでの寄付としては個人で約98万円、私の知り合いの方々を中心とした寄付が合計17万5150円となっています。私自身は現在は中国・上海を拠点として生活しており、今後も引き続き遠隔にはなりますが個人として無理のない範囲でできるサポートをさせてもらいたいと思っています。当時マラウィを訪れた際のブログはこちらをご参考ください。

http://kentarosekine.blog.fc2.com/blog-category-44.html