クラウドファンディングには様々な形式がありますが、今回ご紹介するのは投資型・融資型のクラウドファンディングです。
「ソーシャルレンディング」とも呼ばれているクラウドファンディングの方法で、よりビジネスライクにクラウドファンディングを行う融資型・投資型クラウドファンディングは多くの投資家から注目されています。
融資型・投資型クラウドファンディングは、資金を必要とする企業や団体、個人事業に対し、複数の出資者が集めた資金を融資するというもので、個人でも定額から参入できるようになっています。
配当利益は、返済金利の一部を分配するという形で、投資者が銀行などの代わりに企業へお金を貸し、その利子を受け取る形をとっています。
このページでは国内の主要な5サイトに焦点を絞り込んで、各サイトを比較しやすいよう、重要なポイントに分けて紹介、解説しています。
※下記で紹介している数値は各サイトが公表している数値と当サイト調べなど(2024年3月時点)を元に構成されています。
種類 | 概要 |
融資型 | クラウドファンディングを通じて事業者へ資金を貸し付けるもの。 出資者は貸し付けた金額や期間に応じて利息を受け取れる。 |
ファンド型 | 起案者が立ち上げたファンドに金銭的な支援を行うもの。 事業計画の達成度に応じて、支援者に金銭的なリターンがある。 中には、自社製品やサービスをリターンとして付帯するものもある。 |
株式投資型 | 未上場の企業に出資するリターンとして、その企業の株式を取得できるもの。 上場株式と同様に配当金や株主優待を受けられる銘柄もある。 |
不動産投資型 | 投資家から集めた資金をもとに不動産投資を行うもの。 家賃収入などで得た収益は、投資家へ分配金として還元される。 |
メリット
・個人でも少額から投資可能
最低投資金額を1万円と低く設定している融資型・投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)も多く、まとまった資金がなくても気軽に始めやすい投資手法です。
・高利回り案件が多い
融資型・投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)は、一般的な銀行や証券会社の金融商品と比べると高い利回りの案件を多く扱っている傾向があります。
利回り重視の投資家には満足度の高い投資を行うチャンスが多いです。
・元本の変動リスクを抑えやすい
予定の利回りがあらかじめ決まっているので、日々の値動きを振り回されずに済むのは大きなメリットです。
デメリット
・企業の不明さ
融資型・投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)は貸金業法による規制から、融資先の企業名が公開されていないので、融資先の企業情報を知ることができません。
そのため、仲介となる運用するクラウドファンディング会社の審査に成功がかかっています。従って、担保や保証のついている安全性の高い投資案件を選ぶ必要があり、慎重に判断することが重要です。
・損失額のコントロール範囲
融資型・投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)は、融資先の会社が倒産した時に損失を伴い、またその損失を補えるのが担保もしくは連帯保証のみであるため、それらをどこまで取られるか否かは運用会社に掛かっています。ゆえに、自分で損失額をコントロールすることや、自分がいくら損失したのかの額を計り知ることができないため、株と異なったリスクを負うこととなります。
・元本の変動リスクを抑えやすい
予定の利回りがあらかじめ決まっているので、日々の値動きを振り回されずに済むのは大きなメリットです。
下記に融資型・投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)で、クラファンプレイスがおススメする3サイトを紹介します。
クラファンサイト | 手数料 | 利回り | 運用期間 | 運営会社 |
COMMOSUS | なし | 年4.2~ 11.0% | 約6カ月〜1年 | 株式投資型 |
Bankers | なし | 年2.0~5.0% | 約6カ月~1年 | 株式会社バンカーズ |
Crowd Bank | なし | 年5.87% | 約6カ月 | 日本クラウド証券株式会社 |
融資型・投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)は、比較的利回りの高い案件が多いのは確かです。
また、最低投資金額を1万円に設定しているソーシャルレンディングも多く、まとまった資金が用意できない場合でも気軽に始めやすい投資手段でもあります。
あらかじめ予定の利回りが決まっていることから、日々の値動きを追わずに済むのも利点といえるでしょう。