|ご挨拶
改めまして龍ノ口りんご園と申します!
私たち3人は青森県、岐阜県、滋賀県の出身で、それぞれの故郷で生まれ、育ってきました。同じ大学に進学し、地域活性化に興味を持つことで知り合いました。数年前、その中の1人がりんご作りを志し、青森県にUターン。りんご作りの師匠と出会い、地域活性でつながった我々でのりんご作りの挑戦がスタートしました。
|龍ノ口りんご園が大切にしたい思い
私たちは『先人たちの意思を継ぎ、次の世代へのバトンを渡す』という思いを大切にしています。今では青森の代名詞とも呼べるりんごですが、最初は3本の苗から栽培が始まりました。それから多くの先人たちにより、栽培、普及、販促、病害虫対策など、様々な知見と実績が積み重ねてこられました。この先人たちの努力の結晶が現在のりんごなのだと、私たちは考えています。
また、私たちがりんごを栽培する『龍ノ口りんご園』も、もともとはベテランのりんご農家さんが引退されることきっかけに受け継いだ農地でした。私たちはその想いも受け継ぎ、次の世代へバトンを渡していくことが、りんご栽培に関わる責務だと考えています。
そこで、私たちは『努力のりんごをその先へ』というスローガンを立て、その言葉を胸に日々の栽培に取り組んでいます。
|青森りんご植栽150周年
1875年に青森でりんごの植栽が始まってから、今年で150年という記念すべき年を迎えました。
3本の苗木から始まった青森のりんご栽培は、先人たちのたゆまぬ努力によって、今や青森を代表する果物へと成長しました。そして今、この歴史のバトンを受け継ぎ、未来へと繋いでいくのは私たちです。200周年という次の大きな節目に向けて、これから先の50年を支えるりんごを育てていくことこそ、私たちの使命だと感じています。その決意を胸に、今年、私たちは新たな苗木を植えました。この苗木の成長を、皆様にもご一緒に見守って頂きたいと思っています。
|龍ノ口りんご園のこだわりポイント
美味しいりんごづくりに不可欠な要素のひとつに気候が挙げられます。
りんごの色づきや糖度を高くするためには秋口の低温と昼夜の寒暖差が必要とされており、龍ノ口りんご園が農園を構える津軽平野の最奥、黒石市にはそれらの条件がばっちり揃っています。
また美味しいりんごをお届けするために私たちは、春は実を選りすぐる摘果を行い、夏は伸びた枝を整理。秋は着色管理を行い収穫!
そして次の年にも美味しいりんごが実るように冬は枝や木の剪定を行なっています。
|りんご出荷の現状
りんごは他のフルーツより見た目が重要視されます。
赤く、つるんとした見た目を作るためりんご農家は反射材を地面に敷き詰め着色を促します。丹精こめて作ったリンゴも傷がひとつつけばB級扱い。赤くなくとも、傷がついていてもとっても美味しいのに。
泣く泣く選別した傷入りのりんごたちを眺めながら、このりんごたちにどうすればスポットライトをあてられるのかを考えました。