【2025年版】クラウドファンディングサイト比較!

現在(2025年3月)、日本国内のクラウドファンディングサイトは小規模のサイトも含むと150サイト以上存在しています。
その中から自分に適したクラウドファンディングサイトを選ぶのはなかなか難しい作業となります。
さらに、大手のクラウドファンディングサイトの中でも購入型、寄付型、融資型・投資型不動産型など細分化されており、年々選びにくさが増しているのが現状です。

このページでは国内の主要な16サイトに焦点を絞り込んで、各サイトを比較しやすいよう、重要なポイントに分けて紹介、解説しています。
その前に、クラファン用語として押さえておきたい2つのキーワードを紹介します。

起案者:クラファンで資金調達を目指す発案者のことを指し、資金援助を受ける側の人。
支援者:起案者が各クラファンサイトで公開しているプロジェクトに資金援助をする人。

このページではまずこの2つのキーワードを覚えておいてください。

それ自分に最適なクラウドファンディングサイトを選択して、希望の調達額を成功させてください。
※下記で紹介している数値は各サイトが公表している数値と当サイト調べなど(2024年3月時点)を元に構成されています。

クラファン比較ポイント1 手数料・成功率・ユーザー数

国内のクラウドファンディングサイトは基本的に初期費用、掲載費用などは掛からないケースが多く、資金調達額に対して一定の割合が手数料としてかかります。
プロジェクトが成功した場合のみに成功報酬として手数料が発生するという仕組みです。
手数料のシステムなど、クラウドファンディングサイトごとで異なりますので、各サイトにて十分に確認の上、サイト選定のひとつの要素としてお考え下さい。

手数料に関しては大体いずれのクラウドファンディングサイトも9%〜20%前後くらいの手数料がかかってくるのが一般的です。この手数料は、クラウドファンディング成立後に調達金額から差し引かれる形が多いです。

また、クラウドファンディングサイト選定においては、その成功率も大事です。国内のクラウドファンディングの成功率は大体30%前後とされています。
もちろん、成功率だけでサイト選定するのは好ましくはありませんが、これもひとつの指針としてお考え下さい。

さらに各サイトごとのユーザー数も気になるポイントではあります。絶対数が多いのは大事ですが、それがプロジェクトのターゲット層と合っているかも大切です。ターゲットが合わないユーザーが1万人いても意味がないからです。

あなたのプロジェクトがどのクラウドファンディングサイトに合っているか、あくまで参考値のひとつしてご参照ください。

クラファンサイト手数料成功率ユーザー数ジャンル
CAMPFIRE10%46%約400万人総合
Readyforベーシックプラン:14%75%約90万人総合
Makuake20%66%約170万人総合
GreenFundingSTANDARD:20%
PARTNER:13%+初期費用130万円
88%約34万人家電・ガジェット
kibidango10%80%不明総合
0% (サポートプランは7%)80%約11万人総合・社会貢献
Syncable5%不明不明社会貢献
commosusなし融資型・不動産型
未来ショッピング最大25%不明不明総合
motion-gallery10%56%約50万人エンタメ
Crowd Bankなし融資型
tsonなし不動産型
Good Morning
9%61.8%約26万人総合・社会貢献
クリアルなし不動産型
Bankersなし融資型
ACT NOW10%不明不明社会貢献・スポーツ
※決済手数料などはサイトによって設定がありますので、各サイトをご確認ください。
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クラファン比較ポイント2 クラファン形式・種類

クラウドファンディングには様々な目的を持って支援を募る人、
支援する人が集まりますが、運営サイトによってそのスタイルや種類も様々です。

現在のクラウドファンディングには大きく分けて4つの種類のクラウドファンディングがあります。

購入型:リターン品を購入するタイプの支援方式
寄付型:支援者にリターンはない、募金型の支援方式
融資型:融資を行うことで利子を得る支援方式
投資型:投資を行うことで分配金や株式を得る支援方式
不動産型:投資を行うことで不動産の賃貸収入や売却益から配当される支援方式

クラファン形式クラファンサイト
購入型CAMPFIRE Makuake GREENFUNDING kibidango
 未来ショッピング BOOSTER MOTIONGALLERY ACT NOW
寄付型READYFORSyncable GoodMorning
ACT NOW
融資・投資型commosus crowd bank バンカーズ
不動産型

■購入型クラウドファンディング

ここ数年の日本のクラウドファンディングのトレンドはこの”購入型”です。
起案者がクラファンの概要・期限・目標額を発表し、支援者に支援を募ります。
支援者へのリターンとはその商品やサービスなど、金銭以外のリターンを設定します。ここが購入型の大きなポイントとなります。

また、購入型は”All or Nothing”と”All In”の2種類に分類されます。

◇All or Nothing型

ALL or Nothing型は目標金額を達成できた時に限り、その支援金を受け取ることができます。

それまでクラウドファンディングにかけた時間と労力が無駄になってしまう可能性があり、All in型と比べるとリスクが高いとされます。

◇All In型

目標金額を達成できても、未達で終わっても、そこまでに集まった支援金を受け取ることができる方式です。ただし、注意点は未達で終わっても必ずプロジェクトを実行、リターンがあれば実行しなくてはなりません。

そのため、支援総額が目標を大きく下回ってしまうと、予算不足でプロジェクトを実施しなければいけないことになります。

All or NothingAll In方式
資金調達の条件目標達成した場合のみ目標未達成でも終了時点で集まった資金を受け取ることが可
リターン目標達成した場合のみ目標達成の可否に関わらず、リターン義務がある
目標額が未達の場合そこまで寄付された金額は支援者に返金目標未達成でも終了時点の調達額を受け取ることが可
メリット・目標未達の場合はリターンを履行しなくていよい。
・目標未達の場合、プロジェクトを実行しなくてよい。
・負債を抱えるリスクが低い。
・マーケティングリサーチとしても有効。
・目標未達の場合でも支援額を受け取れる。
・新商品・サービスの宣伝目的としても有効。
デメリット目標未達の場合、支援者をガッカリさせてしまう。・目標達成の場合、必ずリターンを行う必要がある。
・支援額に関わらずプロジェクトを実行する必要がある。

■寄付型クラウドファンディング

寄付型のクラウドファンディングはその名の通り寄付となりますのでリターンなどお礼などは必要ありません。”募金”と一緒?と思われがちですが、支援者が該当クラファンページでお金の流れを把握できるという点では支援のしやすさが違います。

寄付型のクラウドファンディングの多くは、被災地支援や義援金、難民支援、中間支援のような社会貢献度の高いプロジェクトの場合に用いられます。

 

■融資型クラウドファンディング

融資型のクラウドファンディングは、個人より企業向けのクラウドファンディングにおいて資金を集めたい起案者(企業)が支援者(投資家)から資金調達する方式のクラウドファンディングです。
支援者には募集開始された時点で定められている利率がリターン(利子)として支払われます。

 

■投資型クラウドファンディング

投資型は”ファンド投資型”と”株式投資型”の2つの形式があります。

ファンド投資型起案者のビジネスに対して出資を募ります。
支援者はそのビジネスの売り上げに応じて分配金を受け取りますが、通常の投資と同様、売り上げが下がれば収益は減ります。
株式投資型支援者はリターンとして、支援した起案者(企業)の株式を受け取ります。
起案者(企業)がIPOやM&Aを検討している場合、支援者は大きなリターンを獲得することができます。

≫融資型・投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)の詳細はこちらのページから

 

■不動産型クラウドファンディング

2018年に不動産クラウドファンディングが世の中に出てきて、2024年は募集金額がなんと約1712億円、ファンド数は1000件に迫る勢いで増加、募集額の平均も約1.8億円まで拡大する、新しいスタイルのクラウドファンディングと言えます。
不動産クラウドファンディングには少額スタートできることや、物件管理が不要など良いところがある反面、基本的には利益が少なく大きく利益を獲得したい場合は従来の不動産投資のほうが利幅は大きいと考えられます。

≫不動産クラウドファンディングの詳細はこちらのページから

 

クラファン比較ポイント3 支援者数比較

次にクラウドファンディングサイトを選ぶ基準にしてもよいのは、ここまでそのサイトの実績のひとつ「支援者数」です。

やはりクラウドファンディングでは、できるだけ応援してくれる支援者が拡散してくれたり、SNSなどで紹介してくれることも成功の大きな要因となります。

なので支援者数や会員数なども、十分判断材料になると言えるでしょう。

クラファンサイト通算支援者数支援総額
CAMPFIRE
約1200万人約810億円(2023年3月調べ)
Readyfor
約100万人約200億円(2021年4月調べ)
Makuake
約160万人約700億円(2022年12月調べ)
greenfunding
約1万人不明
kibidango
不明不明
約11万人約13億円(2024年12月調べ)
Syncable不明不明
COMMOSUS
未来ショッピング
不明不明
motion-gallery
約50万人(2022年1月調べ)約50億円(2022年1月調べ)
Crowd Bank約2746億円(2024年4月調べ)
camp-fire
約34万人(2022年1月調べ)約26億円(2022年1月調べ)
BOOSTER
約91万人(2021年5月調べ)約108億円(2021年5月調べ)
Bankers約370億円(2024年4月調べ)
ACT NOW
不明不明

クラウドファンディングサイト比較のまとめ

このように、ひとえにクラウドファンディングと言っても
様々な種類・目的・スタイルのクラウドファンディングがあります。

これらの中から、あなたに最適なクラウドファンディングサイトを
選んで、目標達成を目指してみてください。

 

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