安曇野のシンボル「碌山館」を修繕し、次世代に守りつなげたい

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碌山館

貴重な近代彫刻作品を未来へ

 

碌山(ろくざん)美術館は、日本近代彫刻の扉を開いた荻原守衛(1879-1910年 号:碌山)の作品と資料を永久に保存し、一般に公開するため、1958年4月22日に開館しました。建設費用は、長野県下の全小中学校の生徒をはじめとする29万9100余人の寄付によって賄われたというめずらしい美術館です。

 

碌山の作品だけを収めた煉瓦造りの小さな「碌山館」から始まった当館は、少しずつ展示棟を増築し、今では「碌山館」のほかに三つの展示棟と一つの休憩室で構成される施設へ成長しました。施設の拡大とともに碌山と関係の深い優れた芸術家たちの作品コレクションを充実させ、 日本近代彫刻の展開をご覧いただけるよう努めてきました。

 

しかし現状、64年の月日による傷みが「碌山館」を侵食しています。当館の本館にあたる荻原守衛の作品を展示する「碌山館」には雨漏りが見られ、修繕は早急の課題です。当館も例に漏れずコロナ禍の影響を受けており、今は積立金を取り崩しながらなんとか運営を続けております。

 

この状況を打破し、貴重な作品を守り未来へとつなぐ為に、クラウドファンディングに挑戦することといたしました。今回皆様からいただいた資金は、碌山館の修繕費に充てさせていただき、雨漏りの修繕、扉の再塗装などもあわせておこない、美しい姿で皆様をお迎えいたします。

 

碌山館を美しく蘇らせ、次の世代へと作品を守り繋いでいきたい。

どうぞ皆様からのご支援、ご協力をお願いいたします。

 

碌山館

 

碌山美術館

館長 幅谷啓子

 

掲載サイト:https://readyfor.jp/projects/rokuzan2022