東京都練馬区に、民間学童・まちかどマルシェ・チャレンジの場を併設した“地域共創型の複合スペース”、アソビナリビングをOPEN予定です。
多世代が集い“誰もが主役になれる”土間リビング。48㎡の広々としただれもがよりみちしたくなる場所です。
アソビナリビングの運営を続けていくための施設環境整備費、活動維持費、この地域で運営するための活動資金のご支援をお願いします。

だからでしょうか、自他ともに「強い人」と思われるようになったのかもしれません。
誰だって、この国で、この東京で生きている限り、心のどこかに孤独や未来への不安が湧き上がる瞬間がありませんか?
私が大きくそれに直面したのが、2020年。
仕事、出産、子育て、介護、看取り…すべてが一度に押し寄せ、心も体も限界を迎えていました。
日々に押し流されながらも、生きることをやめるわけにはいかない。
忙しなく動く頭の裏で、心は壊れそうなほど孤独を感じていました。
そんな中、地域の子育て支援センターの方や相談員、友人たちがそっと手を差し伸べてくれました。
「このまちには、ちゃんと寄り添おうとしてくれる人がいるんだ」
そう実感できたことが、今の活動を始める原点となりました。
支えられた自分が、次は誰かを支える番
息子が保育園の卒園を迎える年、私はふと「子どもの未来にもっとフォーカスしたい」と強く思いました。
そのとき初めて、「学校をつくりたい」と心から感じたのです。
でも、学校とは本来“子どもが通う場所”。
運営者はその責任をもって、子どもたちを安全に受け入れなければなりません。
だからこそ私は考えました。せっかくつくるなら、“子どもだけの空間”にしてしまうのは、なんだか勿体ない、と。
そんな想いを口にしたとき、ある友人が言ってくれたんです。
「最高じゃん、それ。ワクワクするね!」
そのひと言に、私は大きく背中を押されました。
そこから一気に行動開始。
まず個人ではなく、法人を立ち上げることを決意。16年間、フリーランスで続けてきたアパレル企画生産の仕事には区切りをつけ、廃業しました。
そして、家族の生活を守るため、生活資金には手をつけず、日本政策金融公庫からの融資に挑戦。面談の末、最低水準の金利での融資を実現しました。
出店者や地域の方に安心して関わっていただけるよう、信頼につながる資格を取得し、ひとりひとりに直接会ってご挨拶。事業への想いを丁寧に説明して回りました。
地域の祭りや活動にも積極的に参加し、少しずつ「このまち」を知っていきました。
新しいことに対して、誰もが最初からワクワクできるわけではない。
それもまた、地域と向き合ううえでの大切な学びでした。
それでも、準備をしていると「ここは何ができるの?」と声をかけてくれる人がたくさんいます。そんなふうに気にしてもらえるだけでも、ありがたく、心があたたまります。
この場所では、寂しさも楽しさも不安もドキドキも、ぜんぶ抱きしめながら、「なんか面白かったね」「なんかいい場所だね」って、そんな気持ちを持ち帰ってもらえたら嬉しいです。