
がんと向き合うすべての人に、より良いケアを届けたい。
この想いのもと、世界22か国・延べ1,000人以上が参加してきた、がん緩和ケアの最前線を世界と共有する国際会議「SCPSC」が、2026年7月に札幌で開催されます。
医療界で“オリンピック級”とも称され、アジアを代表する学術会議として発展してきた本会議では、痛みの緩和や心のケア、最新治療との連携などを議論し、患者さんに寄り添う医療の未来を探ります。
緩和ケアの最前線を共有し、未来の医療をともに描く大切な場が、この北海道札幌市から発信する挑戦です。この貴重な場を実現するため、ぜひご支援ください。
がん医療の未来を、国境を越えて語り合う。札幌発の国際会議「SCPSC」
がん緩和ケアに関する国際会議(SCPSC)とは、1983年に開院した東札幌病院の開院30周年を記念し、2014年7月に開催されたカンファレンスです。
SCPSCは、Sapporo Conference for Palliative and Supportive Care in Cancer の略称で、初回の2014年には、がん疼痛や症状コントロール、緩和ケアの将来をテーマに、アジアを中心に22ヶ国より700名の参加がありました。
その後、2017年に第2回SCPSCが開催され、がん患者の精神・心理療法における最近の進歩、palliative oncologyの将来をテーマに活発な議論が行われ、14ヶ国から750名が参加しました。


コロナ禍のため、少し時間が経ちましたが、2023年に第3回・4回合同SCPSCが開催され、世界で活躍している一流の演者による招待講演30題と一般演題100題の登録があり、22カ国から1,000人が参加しました。
10年の月日を経て、SCPSCは、非常に高いレベルでの会議として、がん緩和ケアにおけるアジアを代表する学術会議となりました。



SCPSCが世界にもたらした貢献の軌跡
この会議は世界で一流のリーダー達が競合的ではなく議論し合う場となっています。そのため医療界では、がん緩和ケアにおける「オリンピック」と呼ばれるほど注目されています。専門的な研究テーマに始まり、患者ファーストなテーマが活発に議論され、その結果が各国の医療機関へフィードバックされることが特徴的です。
●広範囲にわたる対象分野
これまでは主に「がん」が対象でしたが、最近では心臓の病気や神経の病気や呼吸器、循環器の病気など、多くの病気で緩和ケアの重要性が認められています。
※「緩和ケア」とは、病気による痛みや心のつらさを和らげる医療のことです。
●医療分野における時代のトレンドを先行
今は緩和ケアが大きく進化している時期であり、より科学的で、一人ひとりに寄り添ったケアができる時代へと変わりつつあります。
●「患者さんの支え」になるテーマを議論
世界的なリーダーたちが集まり、以下のようなテーマが議論されます。
・痛みを抑える薬(オピオイド)の使い方の研究。
・最新の治療とケアの組み合わせ:化学療法や免疫療法を行いながら、どのように支えるか。
・心のケア:患者さんやご家族の精神的なつらさをどう和らげるか。
・倫理的な課題:安楽死問題など、命に向き合う難しいテーマについても議論。
今年は7月に「第5回 がん緩和ケアに関する国際会議(SCPSC)」が札幌にて開かれます。









