食品添加物を利用したスギ花粉飛散防止剤の早期実用化を目指します(寄附金控除あり)

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このクラウドファンディング終了まで、あと34日です

食品添加物を利用したスギ花粉飛散防止剤の早期実用化を目指します(寄附金控除あり)

プロジェクトの詳細

はじめに

厳しい冬が終わりを告げ、鳥も、虫も、花も春の到来を謳歌しているこの季節、なぜ、私たちだけがスギ花粉に悩まされなければならないのでしょうか。

 今回のクラウドファンディングでは、食品添加物を使ったスギ花粉飛散防止技術の早期実用化を目指します。

私は東京農業大学の教授で小塩海平(こしおかいへい)と申します。大学院に進学し研究者としての歩みを始めてからずっと、スギの雄花だけを枯死させる人体や環境にやさしい食品添加物を探索し続けています。自分自身、花粉症と闘いながら、何とかして、花粉の飛散量を軽減できないか試行錯誤を繰り返し、ついに、パンやチョコレート、豆腐などを作るときに使われるソルビタントリオレートという非イオン系界面活性剤がスギの雄花のみを選択的に枯死させる効果を持つことを発見しました。

スギを伐って有効活用することができればもっともよいのですが、日本中に存在する広大なスギ林の伐採を待てるほど、私たちの人生は長くはありません。全国のスギ人工林は440万ヘクタールにも及び(ほぼ九州の面積に相当します)、高齢化が進む林業従事者は全国に4万4千人と言われています。割り算をすると、ちょうど一人あたり、100ヘクタールのスギ林を担当することになりますが、1ヘクタールに1000本近く植えられていますので、伐採して無花粉/少花粉スギに植え替えるには、1ヘクタール当たり数百万円という膨大な費用と気の遠くなるような歳月がかかります。また、仮に短期間で伐採作業を進めることができたとしても、スギ林が有している洪水緩衝機能や二酸化炭素吸収能などが失われることにより、気象変動や地球温暖化に対するレジリアンスが低下してしまう恐れがあります。

そこで、1)スギを伐って使う、2)無花粉/少花粉スギに植え替える、という作業に加え、3)私が取り組んでいるようなスギ林から花粉を飛ばなくする技術がどうしても必要になってきます。以下、昨年の研究成果について、紹介させていただきます。

2025年秋に群馬県安中市で15haのスギ林にソルビタントリオレートを主剤とした食品添加物のみで構成された薬剤をヘリコプターで散布してみたところ、翌春の花粉飛散量をかなり抑制できることが確認できました。

ヘリコプターによる空散の様子です。この試験を行うのには、1日450万円ほどかかります。

ソルビタントリオレートを散布してから3週間ほど経つと、薬剤がかかった雄花は枯れ始めます。写真中、赤で囲った雄花は褐変しており、しばらくすると枯死して脱落します。緑で囲った部分は、この時点では、褐変していない正常な雄花です。この写真は、3倍希釈液を150ℓ/haで散布した処理区のスギをドローンで接写したものですが、6割ほどの雄花を褐変させることができました。

今年の3月、ドローンを飛ばして花粉の飛散状況を観察したところ、雄花の褐変率よりもかなり高い割合で、花粉飛散を抑制できていることがわかりました。青の破線で囲ったのは3倍希釈液を150ℓ/haで散布した場所、赤の破線で囲ったのは6倍希釈液を300ℓ/haで散布した場所です。いずれも花粉の飛散がほぼ抑えられているのがおわかりいただけると思います。しかも、散布後のスギ林の昆虫相や土壌微生物、林床の下草などには、特段変化が見られませんでした。技術的には、スギ花粉を飛ばなくすることは可能なのです。上毛新聞による以下の動画をご確認ください。

 しかし、ヘリコプターでの試験は、1回450万円ほど費用がかかり、さらに実用化のためには農薬登録をしなければならず、GLP認証を受けた安全性の試験には数千万円がかかります。すでに経口毒性や経皮毒性の試験はクリアーしていますが、水生動植物や昆虫、鳥類に対する安全性評価などが残っており、今回、クラウドファンディングに挑戦することを決めました。

 6千万円あれば、2年後にはスギ花粉飛散防止剤の農薬登録のための試験を完了し、翌年には人口密集地域に飛んでくる花粉発生源に散布したり、学校や病院、寺社仏閣や観光地におけるピンポイントでの散布が可能になります。

今回は、まず、このプロジェクトに一緒に携わってくれる研究者と事務員の人件費600万円を募集し、さらにヘリコプターによる試験の費用2千万円と農薬登録のための手続き費用4千万円の確保のために、みなさまの協力を仰ぎたいと願っています。

暖かい陽光の下で気持ちよく日常生活を送り、仕事や学業、受験や観光、外食や旅行などを満喫できる社会を取り戻そうではありませんか。

今後のスケジュールは以下の通りです。

4月15日 実行委員会打ち合わせ

5月15日 ファースト ゴール(600万円)締め切り

6月30日 ネクスト ゴール(6600万円)締め切り

9月以降 寄附金領収書の送付、各地における散布試験・農薬登録の進捗を随時報告

応援メッセージをもらいました。