
【2026年3月開業予定】障害のある子どもたちのための「児童発達支援・放課後等デイサービス」と、誰もが本物の音楽に触れられる「イベントホール」の複合文化施設を京都・出町柳につくりたい! アーティスト・愛好家・子どもたちが共に成長できる新しい仕組みを一緒に築きませんか?
「この子には、音楽の才能があるかもしれない!」
家で楽しそうに歌う我が子の姿に、親なら誰もが抱くささやかな希望。しかし、その願いが時として「諦め」に変わってしまうことがあります。
ピアノ教室では、椅子にじっと座っていられず、先生に叱られてばかり。
リトミック教室では、みんなと同じようにできず、輪の外でひとりぼっち。
「うちの子のせいで、レッスンが中断してしまった……」
周りの視線が突き刺さり、親は自分を責め、子どもは自信を失っていく。
我が子に発達特性があるというだけで、音楽教室通いを諦めたお父さん。じっとしていられないけれど音楽が大好きな我が子のために、ピアノ教室を何年も探し続けるお母さん。
あなたのすぐ隣にも、諦めかけている親子がいるかもしれません。
これは、「仕方ないこと」でしょうか?
私たちはそうは思いません。むしろ、解決すべき重要な社会課題だと考えます。
自己紹介
はじめまして! このプロジェクトを立ち上げた、合同会社展葉社代表の瀬良万葉(せらまよ)と申します。
何を隠そう、私自身が「集団に馴染めない子ども」でした。友人関係がうまく築けず、生きる意味を見失い、学校に行けなくなったこともあります。
そんな私の心を支え、社会とつなぎとめてくれたのが「音楽」です。
音楽は、孤独や不安を静かに受け止めてくれました。言葉を交わさずとも音で心を通わせられる喜びが、何度も私を救ってくれました。

今、私の周りには、発達障害の特性を「強み」として輝かせている音楽仲間たちがいます。その姿は、個性が尊重される環境さえあれば、誰もが素晴らしい力を発揮できると教えてくれます。
しかし同時に、その機会を得られずにいる人々もいる。その現実を知るにつれて私は、特性が「強み」になるか「困難」になるかを決めるのは、本人ではなく社会や環境だと思うようになりました。
だからこそ、私はつくりたい。年齢や立場、障害の有無にかかわらず、誰もが安心して自分自身を表現できる、当たり前の場所を。
この夢に、教育現場の最前線で子どもたちと向き合ってきた母・瀬良慈子と、研究者・演奏家として音楽と社会を繋いできた夫・高野能成という、頼もしい仲間が加わってくれました。

私たちは、それぞれの人生と経験を注ぎ込み、京都・出町柳にインクルーシブな文化拠点を創ります。
その場所の名前は、「ANONYM(あのにむ)」。「名もなき存在」を意味するこの名には、「誰もが安心して、ありのままの自分を、のびのびと表現できる世界をつくる」という想いが込められています。









