最新技術で作るホログラム立体地図シリーズ 第1弾!

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ホログラム立体地図

まだ世間一般には浸透していない高品質なホログラム製品を安価に提供し、驚きと興奮の体験をあなたに届けます!

本来のホログラムとは

皆さま初めまして。エンジニアの枝窪孝典と申します。普段機械系技術者として働く傍ら、3Dモデル制作や3D動画制作、漫画、イラスト制作など自分が面白いと思える創作活動を手広く行っております。

さて今回私が実現させたいプロダクトはホログラムで作成された立体地図となります。

ホログラムという言葉は昨今では濫用されておりますが、ここで言うホログラムは厳密な意味での本来のホログラム、つまり、”3次元情報を持つ干渉縞を記録して作られた立体写真”の事を指します。以下に例を動画で挙げます。

他にも「本物ホログラム 」「リップマンホログラム」といったワードでyoutube内を検索すると本来のホログラムの動画を閲覧出来ます。

本来のホログラムは、あらゆる3次元表示技術の中でも最高の品質と言われ、一点から見た立体情報しかないパララックスバリア方式(任天堂3DS)やフレームシーケンシャル方式(3D映画、3Dテレビ)、上下方向の立体情報が無いレンチキュラー方式(Looking Glass Go)と異なり、完全な立体情報が記録されており、視点をどの方向へ動かしても、そこに実物があるのと同じ像を見ることが出来ます。

本プロジェクトのホログラム

本プロジェクトではこの”本来のホログラム”を支援者の皆様方へお届けします。

ホログラム立体像の内容として都市の俯瞰図をシリーズ化する事を予定しており、今回は第1弾として渋谷の立体地形をホログラム化します。

以下の画像は今回のホログラム作成に使用するハイポリゴン3Dデータです。こちらは国土交通省が主導する3D都市モデルの整備・オープンデータ化プロジェクト「PLATEAU(プラトー)」を活用し、渋谷の精密な3Dデータを構成しております。

ホログラム立体地図

※「3D都市モデル(Project PLATEAU)東京都23区 」(国土交通省)(https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/plateau-tokyo23ku)を加工して作成

 

ホログラム部分の大きさは15㎝×15㎝、フルパララックス(※1) 表面レリーフ型ホログラム(※2)となります。

(※1) フルパララックス・・・上下左右にホログラムを回転させると立体像も同じように上下左右に回転する完全なホログラムの事です。ハーフパララックス(像が左右には回転するが上下には回転しない)の対語です。
(※2)表面レリーフ型ホログラム・・・入射した光を100%立体像描写に変換する非常に明るいホログラムです。

以下は完成予想図です。

ホログラム立体地図

3D眼鏡やディスプレイの必要なく、肉眼で自然な立体を楽しめます。また奥行、高さなども正確な立体像となります。ホログラムを傾ければ立体像も同じ角度で傾き、まるで手元にミニチュアの渋谷があるような感覚を楽しめます。

※上図ははめ込み合成です。試作品を作成できない為実物での写真を用意する事が出来ません。ご参考までに「フルパララックス表面レリーフ型ホログラム」というワードでご検索頂くと、同じ技術で作られた既存のホログラムを確認することが出来ます。

 

 

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