
プロジェクト本文
▼私たち金大ハビタットについて
初めまして!金沢大学「金大ハビタット」です。このページをご覧いただきありがとうございます! 私たちは『A world where everyone has a decent place to live(誰もがきちんとした場所で暮らせる世界)』 を理念に掲げる国際NGOハビタット・フォー・ヒューマニティ(以下、ハビタット)の学生支部として、日々活動しています。 今回は、この理念に基づき2026年2-3月に約10日間海外建築ボランティア「グローバル・ビレッジ (GV: Global Village)」に参加します! 金大ハビタットは、この理念に基づき海外での住宅支援に継続して取り組んでいます。 これまでに計4回GVを実施しました。 2019夏:カンボジア 2023春:ベトナム 2024春:フィリピン 2025春:ベトナム 継続して現地の家庭と向き合い、住まいづくりを支えてきた実績があります!
ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン 様からプロジェクトを行うこと、名称とロゴ画像掲載を行うことの承諾を取得しております。
昨年度ベトナム派遣時の様子(ブットクアGV)
▼GVとは
GVとは、ハビタットが提供する世界で取り組む住居支援プログラムです。ハビタットのミッションである「手を取りあい、家、コミュニティそして希望を築く」の実現のため、海外の支援地で約十日間にわたってハビタットのパートナーとなる家族と共に、家の建築や修繕を通じて、適切な住環境を提供します。私たち金大ハビタットもホームパートナーさん家族がきちんとした住まいで暮らせることを目指して年に一回アジア諸国でGVに参加させていただいています。 GVを通して、ホームオーナーさん家族の建築活動への参加に加え、ボランティアが建築活動に参加することで、より安い価格で住宅を建てることができます。また、言葉や文化の壁を越えた交流がホームオーナーさん家族との間に生まれるだけでなく、同じチームのメンバーとも目的を共有することで、新たな価値観への出会いや、新しい友情や信頼関係が育まれます。 今回、私たち金大ハビタットは、21人で2026年2月にインドネシア・ジョグジャカルタでのGVに参加します。インドネシアの有名な食べ物であるナシゴレンとハビを合わせた言葉で「HabiGorengGV(ハビゴレンGV)」と名付けました。ゴレンは、インドネシア語で「炒める」という意味であり、メンバーはもちろん、現地の人とも協力・調和し、一緒に最高のものを作り上げようという想いが込められています。
▼インドネシアの現状
みなさんはインドネシアがどのような国かご存じですか? インドネシアは、東南アジアに位置する世界最大の島国で、多様な文化と人々が暮らす国です。そんなインドネシアでは、現在 約1,500万戸 が“バックログ(住宅不足または不適切な住環境)”にあると指摘されています。なかでも、住まいを持てない家庭や、老朽化・衛生設備の不足などによって 「居住に適していない住宅(uninhabitable houses)」 で暮らす世帯が多く、国全体で見ると 約37%(約2,690万世帯) が、安全で衛生的な住まいを確保できていません。 こうした住宅問題は、都市部だけに限ったものではありません。ジャカルタのような大都市はもちろん、地方都市、郊外、そして教育や仕事を求めて移住してきた人々にまで広がっています。都市に来ても、安価で安全な住まいを確保することが難しく、住環境の格差は年々大きくなっています。 このような背景から、いまインドネシアで求められているのは、単に“家を増やす”ことではありません。「住める」「安心して暮らせる」「地域や社会とつながれる」 ーそんな暮らしの基盤となる住まいを整えることが、家族の未来を守り、地域の安定につながっていくのです。









