神奈川県茅ケ崎市にある、手造りハムのお店「熟成肉工房ジロー」。100年前から変わらぬドイツ伝統製法で、ハムを造り続けています。
その歴史は、1914年、第一次世界大戦にさかのぼります。
戦後、千葉県の習志野収容所には、中国(青島)で日本軍の捕虜となった多くのドイツ兵が収容されていました。その1人であった、ドイツソーセージ職人”カール・ブッチングハウス氏”は、戦後も日本に残り、東京・目黒にソーセージ工場を作りました。
その歴史は、1914年、第一次世界大戦にさかのぼります。
戦後、千葉県の習志野収容所には、中国(青島)で日本軍の捕虜となった多くのドイツ兵が収容されていました。その1人であった、ドイツソーセージ職人”カール・ブッチングハウス氏”は、戦後も日本に残り、東京・目黒にソーセージ工場を作りました。
同じ時期、横浜の本牧に精肉店を開業した人物がいます。
「熟成肉工房ジロー」の先代、矢島八郎氏です。彼は、納品先であったカール・ブッチングハウス氏のソーセージ工場でみたハム・ソーセージに感銘を受け、その技術を習得することを決意します。
しかし、ハム造りはまさに「職人気質」の世界。ソーセージ職人でもない矢島八郎氏が、技術を教えてもらうことなどできませんでした。そこで、矢島八郎氏は、見よう見まねでカール・ブッチングハウス氏の技術を習得しようと試みます。ついには、その努力が評価され、カール・ブッチングハウス氏から技術を直伝されるまでになりました。
現在、2代目矢島二郎氏は、神奈川県茅ヶ崎市にて「熟成肉工房ジロー」を営んでいます。
先代より受け継がれた、100年前の伝統製法を愚直に守り続け、安全・安心・美味しさを追求し続けています。化学調味料では出せない、「熟成肉本来の味」をお楽しみください!