「かわいい」のその先へ。アザラシの命を守り、愛情を注ぐ、仲間との想いを一冊に。
オホーツク海の流氷で生まれるアザラシの中には、独り立ちする前に母親とはぐれて迷子になってしまったり、独り立ち後に餌をうまく獲れなかったり、ケガをしたりして衰弱し、海岸に打ち上がってしまう子どものアザラシがいます。
私たちオホーツクとっかりセンターでは、このような子どものアザラシを保護し、最終的には野生にかえすことを目指して、元気になるまでお世話をしています。
しかし保護したアザラシのここ10年の生存率は、70%程度※。残念ながら保護されても命を落としてしまうアザラシはいますが、少しでもアザラシたちが元気になって海に帰れるよう、適切な保護と初動治療を心がけています。個体によっては当施設で過ごすことになる子たちもいるため、愛情を注ぎ、アザラシたちのために一生懸命な毎日です。
私たちの保護活動は、まだまだ試行錯誤の真っ只中です。私たちが保護したアザラシはみんな必死に生きようとし、かわいらしい表情も見せてくれます。そんな中、まだアザラシの保護について知らない人も多いのではないか、紋別市に足を運べなくても活動を応援してくださっている方と一緒に、アザラシの保護活動を促進するアクションが何かできないか……、と考えるようになりました。
そこでたどりついたのが、保護活動の過程や頑張って生き抜いたアザラシたちのことを知ってもらうため、応援してくれる皆さまの想いを繋いでつくる、アザラシの写真集制作。
この挑戦を、アザラシを「かわいい」と感じてこれまで当施設を応援してくださっていた方やそうでない方にも、アザラシの保護について知っていただき、アザラシを「守りたい」という気持ちをひとところに集めるような機会にできればと思っています。写真集には仲間になっていただく皆さま一押しの写真やメッセージなどを入れ込みたいと考えています!
一緒にアザラシの写真集制作にご参加いただき、
アザラシの保護活動を伝える仲間となっていただけませんか?
皆様のご参加を、心よりお待ちしております!