
開設以来10年にわたり、自宅から遠方の病院で治療を受ける子どもたちとそのご家族にとっての“第二のわが家”であり続けてきた「ドナルド・マクドナルド・ハウス ふくおか(以下ふくおかハウス)」。そのハウスが、いま次の一歩を踏み出そうとしています。
これまで延べ7,344家族、16,306人(2025年8月時点)が、病気と向き合うわが子のそばで過ごすためにこの場所を利用されています。
病気の子どもに付き添うご家族にとって、睡眠は体力・気力を保つために欠かせない時間です。
しかし、10年の月日を経て、ハウス内に設置された41台のベッドは老朽化が進み、安心して休める環境を守り続けることが難しくなってきました。
ひとりでは立ち上がれない日も、そっと寄り添い、支え合える場所を。
そして、これからもハウスを必要とするすべてのご家族へ、少しでも安らぎを届けられるように。
「ふくおかハウス」は、10周年の節目に41台すべてのベッドを入れ替えるため、クラウドファンディングに挑戦します。
これから先もハウスを必要としているご家族に安らぎを届けるために応援をお願いします。
【募集概要】
◆主催:ドナルド・マクドナルド・ハウス ふくおか
◆期間:2025年11月17日(月)〜12月26日(金)
◆目標:300万円
ストーリー
ふくおかハウスについて
このページをご覧いただき、ありがとうございます。
「ふくおかハウス」は、福岡市立こども病院の敷地内にある、自宅から遠方の病院で治療を受ける子どもたちとそのご家族のための滞在施設です。

公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンが運営し、九州で唯一のハウスとして、2015年5月の開設以来、今年で10周年を迎えました。
16部屋でオープンした「ふくおかハウス」。利用ご家族の増加に伴い、2019年に増室し、現在は21部屋に。
“HOME AWAY FROM HOME”(わが家のようにくつろげる第二の家)をコンセプトに、子どもの治療に付き添うご家族の経済的・肉体的・精神的な負担を少しでも軽減し、安らげる場所を提供しています。ハウスの運営は、常勤のハウススタッフのもと、多数のボランティアの協力によって行われており、運営費は企業や個人の方々の寄付と募金でまかなわれております。
10年間で積み重なった劣化、応急処置の限界
しかしいま、施設の老朽化という現実的な課題に直面しています。
開設から10年が経ち、毎日のように使われるベッドルームのベッド41台は、どれも経年劣化が進み、安全性の面でも更新が必要となっています。

経年劣化によるベッドのネジの緩み、木材の捲れも出ており、その都度、応急処置をしてしのいでおります。緩んだネジを締め直す、ネジの箇所そのものがダメになってしまっている場合には、ネジの種類を変えて対応することもあります。
ボランティアの皆さまには大きな力をいただいています。応急処置の対応をいただいたり、ベッドメイクを行っていただいた際に気づいた劣化を報告いただいたりしています。

ただ全てを事前に気づくことができず、利用ご家族からたまに『ベッドが少しグラグラする』とご指摘を受けることもあり、大変心が痛みます。
わが子の付き添いで疲れているご家族に、余計な不安は与えたくない、安心して睡眠がとれる環境を作りたい、これはスタッフ・ボランティア一同の切実な想いです。
また、お子さんと一緒に滞在するご家族からは『添い寝できるようベッドを横並びにくっつけて欲しい』という要望をいただくことがあるのですが、現在のベッドは簡単に動かすことができず、利用ご家族にもボランティアさんにもご負担をかけています。









