
命を救い、環境を守る。
私たちの活動と、そこにある想いを込めたムービーです
※動画には音がついており、タップして音声をオンにすると音が流れます
「野生猛禽類とのより良い共生を目指したい」
毎日のように運び込まれてくる野生の猛禽類と向き合っている私たちが、いつも一番強く想っていることです。
しかしながら、人間の生活を豊かにするためのさまざまな開発や活動により、傷ついたり死亡したりする野生の猛禽類が後を絶ちません。そればかりか発電用の風車への衝突や列車事故など、新たな脅威が次々と現われて彼らを苦しめているのが現状です。
私たち猛禽類医学研究所は、環境省の取り組みの一環として絶滅の危機に瀕した猛禽類(希少猛禽類)の救護活動を行っています。
より多くの命を救うために欠かせない医療機器の更新や拡充、後遺症などの影響で自然界に帰ることのできなくなったオオワシとオジロワシ50羽(全終生飼育個体は現在70羽以上)の飼育管理費(餌代や飼育に関わる物品、人件費などを国に肩代わり)をグッズ販売や講演会等で独自に調達していますが、これまでのクラウドファンディングでも多くの方々にご協力いただきました。
ご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
野生に帰れないワシたちを快適な環境で、高いQOL(生活の質)を保ちながら継続飼育し、彼らに環境治療のための事故対策器具の開発や輸血のドナー、新しい治療技術の開拓などで活躍してもらうためには、皆さまのご協力が命綱となっているのが実状です。
運ばれてくる猛禽たちは瀕死の状態であることも珍しくありません。一羽でも多くの命を救うためには、敏速な診断とより充実した治療体制の構築が欠かせません。老朽化した医療機器やドクターカーの更新に加えて、治療や入院動物の看護に関わる専門スタッフの拡充も、より多くの傷病動物にしっかり対応するために急務となっております。
悪化する自然環境への対応や、一般市民に対するより実践的な環境教育の充実を充実させることも必要だと強く感じるようになりました。
現在行っている釧路湿原野生生物保護センターでのバックヤードツアーや講演会、環境イベント、出前授業などに加えて、特に学生さんなどが実際に自然の中に身を置きながら、環境保全の体験学習ができる場を設けたいと考えております。
今年もこのクラウドファンディングを通して、私たちの仲間になっていただく皆さまのお力をお借りすることになりますが、どうかご理解をいただけますととても嬉しいです。
人間活動によって悪化する自然環境の中で傷ついた猛禽たちに成り代わりまして、ご支援ご参加の程どうぞよろしくお願い申し上げます。










