SIBを活用した北海道小清水町にぎわい事業ファンド #1

融資・投資 COMMOSUS

にぎわい事業ファンド

本ファンドは、ファンド出資金を原資として貸付を行います。借入人である特定非営利活動法人グラウンドワークこしみず(以下、GWこしみず)は、北海道小清水町から防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」のにぎわいエリアの運営事業を受託しています。GWこしみずは、本借入金を用いてにぎわい施設のスタッフ研修等を行います。また、借入金元本および利息の返済原資については、小清水町からの委託費用を予定しています。

本ファンドは融資型クラウドファンディングによるソーシャル・インパクト・ボンド※(以下、SIB)になります。「ワタシノ」のにぎわいエリアの運営には成果指標が設定されており、GWこしみずは成果に応じて小清水町から追加報酬を得ます。本ファンドも、GWこしみずの成果に連動し、投資家利回り(年率)が0.5〜4.5%で変動する設計となっています。

※ SIB(Social Impact Bond)は、行政が社会的課題の解決に向けて民間事業者と民間資金を活用し、成果に応じて報酬を支払う仕組みです。従来型の公共事業とは異なり、成果報酬型の仕組みを持つため、パフォーマンス向上やコスト削減が期待されています。

なお、本ファンドの募集方式は「先着方式」となります。また、投資家一人当たり100万円の投資上限額が設定されています

投資のポイント

にぎわい事業ファンド

北海道小清水町が企画するSIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)

今回、北海道小清水町では、2023年5月に誕生した小清水町防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」におけるにぎわいゾーンの運営についてSIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)を導入します。

「ワタシノ」は、町民が日常を快適に過ごせることを目的とした交流と健康を一体で促進する施設です。にぎわいゾーンとして、コミュニティスペース、カフェ、ランドリー、フィットネスジム&スタジオ、ボルダリングウォールなどがあり、借入人であるGWこしみずは、にぎわいゾーンの運営を小清水町から委託されています。

GWこしみずは、北海道小清水町の有志が立ち上げたまちづくり団体です。小清水町役場や小清水町商工会と連携しつつ、行政とはまた違った住民目線に立ち、“第二の町役場”として地域の賑わいを生み出していくことを目的として活動しています。

小清水町防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」

にぎわい事業ファンド

ソーシャル・インパクト・ボンドの仕組み

まず、小清水町とGWこしみずの間でSIBに関する契約を締結します。同契約の中では、にぎわいゾーンの運営にかかる成果指標が設定されています。この成果指標は、どれだけ賑わいを生み出せるか、どれだけ健康づくりに貢献できるかを数値化したものになり、成果指標の達成度合いに応じてGWこしみずの報酬が増える契約となっています(①)。GWこしみずは、COMMOSUSを通じて借入を行い(②)、本借入資金をもってワタシノの来場につながるようなスタッフ研修を実施しつつサービス提供(③)を行い、顧客から料金徴収(④)を行います。これらの活動から生じた成果に基づいて町から報酬が支払われ(⑤)、これをもって借入金の返済が行われます(⑥)。

にぎわい事業ファンド

 

 

https://commosus.jp/funds/148