ウィーンの銘器ベーゼンドルファー280VCの響きを!

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ベーゼンドルファー280VC

ピアニスト・指揮者として活動しております伊藤理恵です。

首都圏では多くのホールで様々なコンサートが開かれていますが、都心をほんの少しでも離れると、その公演内容は限られたものになっているのが現状です。 ベッドタウンとして至便で人口も増加している埼玉県志木市は私の地元ですが、市内にある唯一のホール志木市民会館では、これまでも多くのコンサートが開かれているとは言い難く、私自身も演奏活動の中心は都内でした。 この志木市民会館が今年度で閉館するにあたって、これまでこのホールでは行ったことのなかったソロ公演を開催し、またこの機会にスタインウェイ、ベヒシュタインと並ぶ世界的な銘器であるウィーンのピアノ、ベーゼンドルファーの音色を地元の皆様にも聴いていただきたいと思い、ベーゼンドルファー・ジャパンの全面的な協力のもと、現在日本でもまだ数少ない最新モデルの280VCフルコンサートピアノ持ち込みによる公演を計画するに至りました。

プログラムではこのウィーンのピアノに相応しく、ウィーンで活躍したベートーヴェン、そして彼に影響を与えたモーツァルトとハイドンのピアノソナタを中心に、興味深いお話を交えて、「歌うピアノ」の響きを存分にお楽しみいただきます。

 

 

▼公演概要

伊藤理恵ピアノリサイタル「ウィーンからの贈りもの」

2022年9月23日(金祝) 14:00開演(13:30開場)

志木市民会館パルシティ大ホール(東武東上線志木駅下車)

 

モーツァルト:ピアノソナタ イ長調 KV331「トルコ行進曲つき」

ハイドン:ピアノソナタ ハ長調 Hob.XVI: 50

ベートーヴェン:

ピアノソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」

ピアノソナタ 第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」 ほか

 

協力:ベーゼンドルファー・ジャパン

主催:クラングフェライン

 

 

▼使用ピアノ

ベーゼンドルファー(オーストリア・ウィーン製)

フルコンサートピアノ 280VC

 

1828年にウィーンで創業されたベーゼンドルファーは、200年近く経った今も、熟練の職人による手作業の伝統にこだわり、時間をかけて一つ一つのピアノを生み出しています。

今回使用を予定しているモデル280VCは、日本ではまだ常設されているホールがない最新型フルコンサートピアノです。「歌うピアノ」と評されるベーゼンドルファーならではの美しくあたたかな響きに、さらに力強さと華やかさが加わり、至高のウィンナートーンを聴かせてくれます。近年アンドラーシュ・シフをはじめ、世界の一流ピアニストに愛用されています。

 

 

▼クラウド・ファンディング利用について

大型で精密なフルコンサートピアノの移動、搬出入には様々なプロフェッショナルの介入が必要です。

このクラウド・ファンディングで集まった資金は、コンサート開催に必要な費用50万円(概算)のうち、ピアノに関わるもの(運搬、搬出入、設置、調律等)に充当します。

 

ピアノ運送往復運賃:(基本料金見積)22万円 予備費:2万円

調律代金等:3万円

クラウド・ファンディング手数料:3.24万円

(合計30.24万円)

 

 

▼出演者

ベーゼンドルファー280VC

伊藤 理恵

1965年東京生まれ。埼玉県志木市在住。

国立音楽大学ピアノ科を経て1991年より指揮者として活動を始め、協奏曲の弾き振りを契機にピアニストとしての演奏活動を開始。1995年の初リサイタルを皮切りに、ウィーン古典派、ロマン派の作品をレパートリーの軸として、数多くの公演に出演。ベーゼンドルファーを使用して、杉並公会堂、ベーゼンドルファー・ジャパンなどでテーマ性のあるリサイタルシリーズを意欲的に手がける。2020年より4年計画でベートーヴェンピアノソナタ全曲シリーズが杉並公会堂にて進行中。

室内楽・オーケストラとの共演も多数。モーツァルトのピアノ協奏曲を中心に演奏する室内オーケストラ、カペラ・グリチネ音楽監督。

ライブノーツ・レーベルよりリリースしたCD「ブラームス作品集〜不安と憧れ」は、音楽誌などで高い評価を得る。

 

(Photo by reiko hayakawa)

 

 

▼今後の展望

銘器の音色を身近で楽しんでいただくこのコンサートによって、少しでもピアノ、音楽、芸術に興味を持っていただく方が増え、志木市の今後の文化活動の高まりの一つのきっかけになることを期待します。

(画像提供:ベーゼンドルファー・ジャパン)

 

掲載サイト:https://readyfor.jp/projects/boe280vc_shiki