はじめに
鞆淵八幡神社は、和歌山県紀の川市に800年以上鎮座し、日本最古の神輿をはじめとする貴重な文化財を数多く有しています。平安時代に京都の石清水八幡宮の別宮として創建されて以来、地域の人々の手によって大切に守られてきました。
しかし、現在、国指定重要文化財である本殿と大日堂をはじめ、境内の施設の老朽化が進み、総額9000万円以上の大規模な保存修理が必要となっています。国や地方自治体の補助金があっても、所有者負担は2000万円以上となり、140戸ほどに減少した鞆渕地区の住民だけでは維持が困難な状況です。
私たちは、この地域の宝、日本の宝を未来へ継承していくために、皆様からの温かいご支援を必要としています。
このクラウドファンディングは、皆様からのご支援を修繕費用とするだけでなく、鞆淵八幡神社の歴史と魅力をより多くの方に知っていただき、未来へと受け継いでいくための大切な挑戦です。
皆様のご支援が、国宝や重要文化財を次世代に繋ぎ、地域文化を守る力となります。
どうぞ、鞆淵八幡神社へのご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
宮司よりみなさまへ
鞆淵八幡神社 宮司の田中照巳です。
鞆淵八幡神社が所在する鞆渕地区は周囲を緑にかこまれた自然豊かな場所です。
一方で、市の中心からは離れており、元々多くない地区の住民が急速に減少しています。これまでは何とか地区の方々の協力を得ながら、維持、管理を行ってきましたが、大規模な保存修理が難しい状況です。
国宝や重要文化財など地域の宝、日本の宝をこれから先、未来永劫受けついでいくには、より多くの方々に当社の歴史や魅力を知っていただき、応援していただくことが必要不可欠であるため、クラウドファンディングに挑戦させていただきました。
どうか、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
鞆淵八幡神社とは
鞆淵八幡神社は、和歌山県北部の紀の川市鞆渕地区に位置しています。 その歴史は古く、平安時代に京都の石清水八幡宮の別宮として創建されました。
境内前の鳥居
緑に囲まれた豊かな自然に囲まれた山間にある鞆渕地区には、八幡神社を中心に数多くの文化財が遺されており、平安時代から現在に至る歴史を具体的に知ることができる貴重な地域です。
鞆淵八幡神社には、日本最古の神輿*「沃懸地螺鈿金銅装神輿(いかけじらでんこんどうそうしんよ)」をはじめとする社宝が遺され、重要文化財の本堂や大日堂などの文化財に指定された建造物も数多く所在しています。
*引用:日本記録認定協会(https://apaneserecords.org/japanese-records/36515/)