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はじめに
この度、国内外の短編映画祭で数々の賞を受賞してきた山科晃一監督が、精神疾患に関する社会問題に切り込む初長編映画「傷みの実感」に挑戦します。
初めまして、プレゼンターであり本作エグゼクティブプロデューサーの廖あずみ(リョウアズミ)と申します。
このページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
この度、山科監督とのご縁が巡り合い、本作のクラウドファンディングを担当させていただくことになりました。
少しだけお付き合いいただければ嬉しいです。
私は映画撮影の際に初めて山科監督にお会いしました。その時に感じた「青い炎」を今でも鮮明に覚えています。大きく燃え上がるわけではないけれど、ずっと消えずに静かに燃え続ける炎です。
ふと、人は古くから本能的に火の周りに集まるのだと思いました。
山科監督の周りにはいつも”ひと”が集まっています。
きっと山科監督の“火”を感じ、自然と引き寄せられているのだと私は感じました。本作品のテーマである「円環」――その輪の中に、ぜひあなたにも加わっていただきたく、本プロジェクトを立ち上げました。
本作は2025年1月15日に既に撮影が始まっています。
普段、私は役者をしているのですが、今回は「映画の立ち上げ方を学びたい」、「山科監督を引き上げたい」という強い思いから、初プロデュースさせていただく作品となります。しかし、作品が完成する最後の最後まで全力で走り切るためにはまだまだ資金が足りていないのが現状です。でも、これを完成させることの意義を私は確信しています。その理由をこのプロジェクトページ全体を通して、お伝えさせて頂きたいのでどうぞスクロールしていっていただけると大変嬉しく思います。
「器用に生きられないもどかしさを感じながら今日を生きている」あなたに、届けー
山科監督にいったんパスしますね。
ーー監督から本作品に向けたコメント
あずみさん、ご紹介ありがとうございます。パスされました。
そして、皆さま、私の初長篇作品『傷みの実感』の門出に出逢っていただきありがとうございます。本作の監督を務めます山科晃一と申します!
(写真:中沢志保)
分かりやすい文章を考えるのは得意な方ではない気がするのですが、私なりに言葉にしてみます。
本作『傷みの実感』は既に様々な方のお力添えをいただき無事スタートを切ることができました。
今回「どうしても」と周りに頭を下げて、長篇制作にこだわった理由は、大きく3つにまとめられるかと思います。
まず1つめに、物語よりも人間にフォーカスを当てた表現をするには短篇では描き切れない…と感じました。
”小宇宙”ともいえる人間という生き物の本質や本性に向き合うには、やはり時間が必要でした。
「映画の中で呼吸している人物たちにもう少し存在する時間を与えたい」
矛盾やカオスを内包していたり、不器用に彷徨いながらも前進する人間を常日頃から「撮りたい!」と感じており、今回はそのような豊かな人間たちが息づいています。
2つめは、「精神疾患」や「精神障がい」、また「グレーゾーン」について、リサーチや記録を重ねる中で、「精神」というものの深みに映画制作のインスピレーションを受けたからです。
具体的には、就労継続支援B型で働く方々の直接取材や、20代の頃に”躁うつ”に近い状態を体験した私自身の経験と観察、精神疾患を抱える友人との付き合い、心理学者であるフロイト研究を通して導き出されたひとつの回答、それが本作にはおさめられています。映画によってしか掬い取れない感情を発掘しました。
3つめは、作家として次のステージにいきたいという強い思いからです。
長篇を撮ることは、映画作家にとっては正念場となりますが、同時に映画作家であるという宣言であるとも考えています。自分のライフワークは既に映画となっていますが、つくりたい映画は到底ひとりで叶えられるものではありません。いつも皆さまのご協力によって成り立たせることができ、常に”生かされて”います。
今回、資金も充分に集まっていない状態での見切り発車で映画制作という舟を漕ぎ出してしまいましたが、なぜか、とても希望に満ち溢れています。
それはたぶん、『傷みの実感』の制作を共にしているスタッフ陣や俳優陣、支えて頂いている方々の底抜けの魅力と創作パワー、そして愛に溢れた人間性に背中を押されているからだと思います。
この大海原に乗り出したこと、とても誇りに思っています。仲間たちを心から信頼しています。
私たちに応援の波を送って頂けると嬉しいです!
どうぞ、よろしくお願いします!