見えない世界を感じ取り、絵を通じて心と魂に問いかけることを目指す女性の葛藤を描いたドキュメント映画
◆プロフィール
安樂恵美子 通称chai
神戸市出身、京都在住
17歳の秋、弟を事故で亡くした事をきっかけに死生観を問うように、その後姉の失踪や死を経験、そのような経験から私の興味事は常に心や魂といった見えない世界となり、言葉で尽くせぬものを表現したいと願い、絵を描きはじめる
絵は全て独学、小さな個展などを開催しながら観てもらう事で研鑽してきた、見えない世界を描きたい思いが強く、その為にお寺で手を合わせる時間を取る事も多い
◆今までの活動
絵を描くまでは、言葉は人だけがもつ素晴らしい道具と感じ、2007年5月京都の路上で『あなたをみてインスピレーションで言葉を書きます』というパフォーマンスをはじめ『涙の後、笑顔になれる』と多くの方に喜んで頂きその数約4万人以上
言葉の魅力を感じつつも、言葉の限界も感じ、言葉につくせぬものを表現したいと願い2017年より独学で絵を描きはじめる
ご縁に恵まれ寺社仏閣での奉納や個展など重ねてきたが
昨年右眼を白内障により急速に視力をほぼ失う経験をする(今は手術をして不自由さはあるけれど見えています)
絵が描けなくなる恐怖を感じた経験から、マイペースでもいい自分の描きたいものをコツコツと描いていこうとより思うようになる
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◆今挑戦していること
私の絵が観てくださる方の心に問いかけるものとなりますようにと作品制作をしています
そしてその場は個展なのですが、今年は金銭的にも時間的にも余裕がなく、ずっと続けてきた個展が開催出来ませんでした
私の絵を描くスタイルは独学がゆえに独特で、下書きをせず仕上がりのイメージはほぼないまま
その時描きたいテーマだけを決め、その時使いたい画材にインスピレーションを貰い描きはじめる、手が動くままに任せる事も多い
そして、そこに浮かんできたモノを感じとって絵と対話しながら進めていくも、最後の決め手がわからないまま、何時間も何日も進まない事も多いが、終わりで無い事だけはわかる。。など一枚にかかる時間も多い
そうやって自分の内側に入って入ってしてようやく現れた作品は観てくださる方の心に問いかけをもたらす事も多く、絵の前で何十分も立ち止まってくださったり、涙を流されたりといった方も多いです
技術的な事はまだまだ全然足りないですが、それでも人の心を揺らす事や、魂に呼びかけるモノになれば。。と願い筆を持たない時間も、日々自分と向き合い過ごしています
派手な挑戦とは言いがたいですが、昨年開催した個展では来場の皆様に絵を鑑賞するのではなく【絵と対話してみてください】とお願いをしました
──案内の文章より抜粋──
ご自身なりで大丈夫です
絵と対話してみてください
絵を鑑賞するというより
絵を感じご自身の内側の感覚を
大切にしてみてください
評価や感想よりも
ご自身の内側に
フォーカスして
いただければ幸いです
絵を呼吸する
そんな体験となりますように
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今年は断念してしまいましたが、このような個展をまた来年は開催したいと思っています。場所などはまだきまってはいません、お客様が絵やご自身と対話出来る空間になればといつも探している状態です