本ファンドはメキシコの金融事業者3社に分散投資するバスケット型のファンドです。
本ファンドでは、メキシコ合衆国南部のチアパス州を拠点にマイクロファイナンス事業を展開するAvanza Sólido, S.A. de C.V., SOFOM, E.N.R. (以下「Avanza社」といいます。)、メキシコ合衆国中部のハリスコ州を拠点に中小企業向けの金融事業を展開するGRUPO OLINX, S.A.P.I. DE C.V., SOFOM, E.N.R. (以下「Olinx社」といいます)、女性起業家向け貸付を中心に、個人および法人向けの貸付を行っている金融事業者であるSOFIPA CORPORATION, S.A.P.I. DE C.V., SOFOM, E.N.R.(以下「Sofipa社」といいます)に対し、メキシコペソ建てで貸付を行います。
【バスケットファンドとは】
本ファンドは、バンカーズグループでファンド販売実績のあるメキシコの金融事業者3社に対する貸付を1つのファンドにまとめて、その返済金を投資家の皆様に分配する仕組みの投資商品です。このように複数の投資商品を組み合わせて1つにまとめる取引手法は、果物などをバスケット(かご)に詰め合わせるイメージに見立て「バスケット取引」と呼ばれ、取引形態がファンドの場合には「バスケットファンド」と呼ばれます。貸付先を複数に分散することで、個別の貸付先に対する返済リスクを低減し、効率的に安定したリターンを得ることが期待できます。本ファンドは、ローンのポートフォリオ全体に投資する形となるため、手軽にリスク分散効果を享受できるものになります。
【Avanza社について】
Avanza社は、メキシコ南部の5つの州(チアパス州、ユカタン州、タバスコ州、ベラクルス州、カンペチェ州)に20以上の支店を構え、零細企業や個人事業主への貸付を行っています。これらの州は、メキシコの中でも特に貧困率が高い農村地域であり、低所得者層に公正な金融サービスを提供するAvanza社の取り組みは、地域の貧困解消に寄与しています。Avanza社は、2019年以降マイクロファイナンス機関に対する格付を毎年取得するなど、地域の有力事業者の評価を受けています。