今年も皆様と共に「オーケストラのアップデート」を。
落合陽一×日本フィルプロジェクトは、「テクノロジーによってオーケストラをアップデートする」をコンセプトに、身体的障害や距離の制約などを超えあらゆる方々に芸術体験を提供してきました。
VOL.6となる今年の音楽会のタイトルは「遍在する音楽会」。
「時間の芸術」、感動を呼び起こす太古からのメディアである、音楽。奇しくもコロナ禍で失われた「音楽の身体的体験」。今回の音楽会では、音楽の持つ身体性ーそれはネットワークであり、グルーヴであり、人と人とがともに祝祭を感じることーを問い直します。サントリーホールに満ちる音の響きと祝祭を、この夏も皆様と味わいたいと思います。
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これまでの音楽会と同様に、私達は今回もクラウドファンディングに挑戦します。本公演の開催は決定していますが、通常のコンサートでは考えられないほど莫大な経費が必要な音楽会を、チケット収入だけでまかなうことは難しく、皆様からのご支援が大きな推進力となります。
2020年からのコロナ禍の影響は今もなお続いており、日本フィルが続けてきたさまざまな社会的活動、音楽にとって最も大事な「お客様とのコミュニケーション」は大きく損なわれたままです。本プロジェクトが掲げる「オーケストラのアップデート」という命題に、私達は今こそ向き合う必要があると考えています。
私達にとってクラウドファンディングでご支援をいただいた皆様は、プロジェクトの「一員」。プロジェクトに当事者として参加していただける方々の存在を感じながら、私達は試行錯誤を続けることができています。
クラウドファンディングに挑戦するということは、この取り組みが世の中に必要とされているのかどうかを問うということでもあります。私達は皆様と共に、今年も音楽会の「アップデート」を目指します。どうぞあたたかいご支援を、よろしくお願いいたします。