ごはん作りを仕事に!女性が自分らしく活躍できる社会へ。

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近藤七恵

”NPO法人KYOTOごはんサポーター   

代表の近藤七恵です”

 

この度は、当プロジェクトに興味を持っていただきありがとうございます。

 

私は京都を拠点にして

産前産後や子育て世帯を中心に、

ご家庭に伺って、

その家の冷蔵庫にある食材と調味料を使って、

数日分の作り置きおかずを作る

「ごはんサポーター」として活動しています。

シングルマザーで二人の娘を育てながら、

2019年から好きなごはん作りを仕事にして4年。

のべ300件以上のお宅に訪問させてもらいました。

無我夢中でやっているうちに、

ありがたいことに紹介や

口コミで少しずつ広がり、

リピートしてくださる方も多く、

たくさんのご家庭を訪問しては

せっせとご飯を作る毎日です。

 

 

近藤七恵

 

”日々のご飯作りに

追い詰められている人がいるのを、

ご存じですか?”

 

お伺いすることで見えてきたこと。

それは、ご依頼くださる皆さんに共通して、

日々のごはん作りが大きな負担になり、

心身ともに疲弊しているという事です。

 

これは産前産後や

小さなお子さんがいるご家庭のみならず

食べ盛りのお子さんがいらっしゃったり、

介護をする方がいたり

とにかく誰かにごはんを作る

という環境にいる方に、

とても負担がかかっています。

 

食べることにおやすみはありません。

日々の生活は食べることだけではなく、

その他の家事や仕事もあります。

台所に立つ人は、その合間を縫って

家族の為に好みや

栄養バランスを考えて献立を立て、

買い物に行き、下ごしらえをして調理をし、

ごはんを作ります。

その後には後片付けも待っています。

 

そんな負担を軽減するのが私の仕事。

ごはんサポートにお伺いし、

ご要望に合わせて3時間で12~15品程度、

家族で食べて

3~4日分の作り置きおかずを作ります。

お伺いしたご家庭からは、

 

”準備の手間から解放されて

沢山の食材を使ったおかずを目の前にして

本当にほっとして

ごはんを食べることができました” 

 

”ごはんの献立を考えたり、

準備に追われる時間を

自分の時間や子供との時間に充てることができて

心と体の余裕を取り戻せました” 

 

”いつもと違うメニューが並ぶ新鮮さ

おいしい料理を外食ではなく、

家でゆっくり食べられるゆとりが心地よかった ”

 

 ”疲れすぎて

何を食べていいのかすら分からくなっていた時

近藤さんが来てくれて、

沢山のおかずを作ってくれて

本当に救われて、また頑張ろうと思いました”

 

などの沢山の喜びの声をいただいています。

 

そんなメッセージをいただくと、

お役に立てた嬉しさとともに、

それまでどれだけ苦しんでこられたのか、

と胸が詰まる思いがします。

 

ごはんサポートを開始した4年前に比べると、

時代の変化で徐々に

”ごはんを作ってもらうことを人に頼む”、

”しんどかったり辛かったら誰かに頼る”

がしやすい環境になってきていると感じます。

ですがまだまだ家事代行は

一部の経済的に余裕のある人がすること、

というイメージもあり、
一般的に浸透した選択肢とは言えません。

ですが、こうしている間にも、

まだまだ大変な方が大勢います。

 

”家のご飯を作るのが妻であり母の役目。

役割を果たさなくては。”

 

”ごはん作りを頼むなんて贅沢は許されない。”

 

”みんなやっている事なのに、

うまくできない自分はダメだ。”

そんな思い込みから、

泣きそうになりながらも、

人に頼ることができない人も

まだまだ大勢いると思います。

 

もっともっと、頼んだり頼ったりが、

気楽に当たり前にできる社会にしていきたい。

 

ごはんサポートに伺いながら、

私はそんな事を考えるようになりました。

 

 

https://readyfor.jp/projects/117267