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このクラウドファンディング終了まで、あと5日です

Body and Spirituality

▼展覧会概要

 

このプロジェクトページをご覧くださりありがとうございます。Body and Spirituality展運営事務局代表の森田と申します。

 

本クラウドファンディングは、今年5月に開催する展覧会「Body and Spirituality」展のために立ち上げました。

「身体と精神」をテーマに、本展では陶芸×映像×雅楽×コンテンポラリーダンスといった異色ジャンルの芸術を融合させ、新たな表現にアプローチします

異なる表現媒体を用いる表現者のコラボレーションワークを通じて、様々な芸術分野の調和/分裂を模索するとともに、人間の生命と深く関わり、しかし密接に関係するがゆえに普段の生活において常に注意を向けることが容易ではない「身体と精神」について考える空間をつくります。

陶芸作家・セシリア・コルゾ映像作家・伊阪柊は、精神性の高い音楽と言われる雅楽をそれぞれの表現に取り入れ作品を展示。 “可視的”で“物質性”を有するものと、“不可視”で“非物質的”なものの間に存在するグラデーションを多面的・多層的に探求します。

展覧会期間中の1DAYイベントでは、コンテンポラリーダンサー・増川建太雅楽ユニット『天 地 空』をお招きし、展示空間での実演も企画。リアルタイムで目の当たりにする生身のパフォーマンスが本展のテーマにより多義的な様相を与えることになるでしょう。

出品作品の器は購入も可能です。作品を日常に取り入れ、「芸術」と「日常」の垣根を越える事を目指します。

また本企画は、日本古来の伝統音楽である雅楽の普及促進・支援とともに、神戸の地域芸術活性に貢献します。詳しい内容は以下をご覧ください。

 

▼展覧会企画の経緯と目的

① 異なる分野の芸術家たちの表現の交流と、異なる鑑賞者層へのアプローチ。

 

「身体」と「精神」といった漠然としたイメージであり且つ普遍的なテーマをもとに、異なる分野の芸術家たちが表現を交差・発信することで、それぞれの分野に興味をもった幅広い年齢層の鑑賞者の方々が、違うジャンルの芸術に触れる機会になると考えます。

 

例えば雅楽は、後継者不足による演奏者の高齢化や若年層の関心の低下が問題となっています。比較的若い年齢層に需要があるコンテンポラリーアートと表現を交差させる本展では、いつもの鑑賞者層以外の方にも雅楽芸術に触れていただける機会となるでしょう。伝統に則しながらも新たな面を披露することで、日本古来の音楽の振興にも繋げる事を目的とします。

 

②  美術館施設いう枠組みを離れて、表現の可能性を探求する。

 

これまでの約6年半、美術館という公的施設で展覧会運営に携わってきましたが、今回、本展「Body and Spirituality」の起案を機に、初めてゼロから自分で展覧会を企画・運営したいと思い立ちました。今の自分の持ち得るご縁でどんな現代アート展が作れるか考えた結果、「陶芸 × 映像 × 雅楽 × コンテンポラリーダンス」といったかつて観たことのない芸術の異色コラボのイメージが湧きました。

 

本展は小規模ながらも、「美術館施設という枠組み」から一度離れ、異ジャンルの芸術の交流を試みる事で、“表現の可能性”をどれだけ探求できるか、といったキュレーター自身の課題にも挑みます。

 

 

 

③ 安藤忠雄初期作品「北野ローズガーデン」で、神戸の芸術文化の振興に貢献する。

 

本展の開催場所であるKITANO THE MAGNET北野ローズガーデンは、世界的な建築家・安藤忠雄氏の初期建築です。異人館が建ち並ぶ北野町と神戸のアートの賑わいを願い、現在、絵画や彫刻、パフォーマンス、工芸などあらゆる表現形態を受け入れる土壌として作家に場所の提供が行われています。

 

KITANO THE MAGNETの運営趣旨に共感し、本展を通して神戸北野のアートシーンをともに盛り上げたく、レンガの外観とネオンサインが特徴的なこの貴重な建築物の一角で展覧会を催す運びとなりました。

 

古今より西洋文化を積極的に受け入れ、伝統とともに発展してきた文化的風土を持つ神戸という地で、「雅楽」という伝統と「コンテンポラリーアート・ダンス」といった西洋美術の歴史をその背に負う芸術が交差します。

 

 

https://readyfor.jp/projects/bodyandspirituality_2025