みなさんこんにちは!
私は北海道旭川北高校に所属しています、3年の相木です。地域のボランティア活動に取り組んだり、イベントに参加するなどの探究活動をしています。このたび、私は世界の寺子屋に着目し、様々な課題を抱えている子供たちに、少しでも役立つような教育を届けたいと考えました。
そこで、日本ユネスコ協会連盟にご協力いただき、世界寺子屋運動により建てられた寺子屋に、英語の実践的な教材(絵本)を作成し届けるというプロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトに賛同してくれた3名のメンバーとともに活動しています。
世界寺子屋運動とは?
世界中には教育を受けたくても受けられない子どもがたくさんいます。
誰もが教育の機会を得て、貧困のサイクルを断ち切り自ら考えて行動を起こしていけるように、1989年から日本ユネスコ協会連盟が活動を続けています。
現在、世界寺子屋運動はカンボジア・アフガニスタン・ネパール・ミャンマー・バングラデシュで行われていますが、今回私たちはカンボジアの寺子屋に支援をすることにしました。
↑日本ユネスコ協会連盟HPより
↑プノンペン近郊の学校
プロジェクトの経緯
私は以前、カンボジアに2週間ボランティア留学をし、現地の学校での活動(授業の実施、学校の修復作業、子どもたちとのふれあいなど)や、キリングフィールドでの学びを通して教育の大切さを肌で感じました。
その後旭川北高校の先生・生徒の方々に協力していただき、書き損じハガキを集めることで日本ユネスコ協会連盟の活動である世界寺子屋運動に寄付させていただきました。
そして、ボランティアの経験を活かし、アジアの寺子屋とより深い繋がりを築きたいと思い、職業選択の幅を広げ、夢を見つけるために特に大切だと考える英語の教材を届けたいと考えました。
教育は場所を選ぶものではありませんが、このような経験もあり、また、カンボジアは特にポル・ポト政権の影響で教育に遅れが生じたため、このプロジェクトの対象国としてカンボジアを選ばさせていただきました。
※使われている写真は留学時に撮ったものです。
↑キリング・フィールド
カンボジアの現状について
カンボジアの主要産業である観光業やIT産業では、英語が重要なスキルになっており、英語教育のニーズが高くなっていますが、質の高い教育を受けられる人は限られています。
また、ポル・ポト政権時代の影響で35歳以上の知識人が不足し、地域の発展が妨げられています。収入が不安定な家庭も多く、食べ物に困る人々もたくさんいます。貧困家庭の子どもたちは、学用品や制服の負担に加え、家事や農作業を優先させられることが多く、学習の継続が困難です。貧困による教育格差の解消が求められています。