助産師が描く、ママのおなかに赤ちゃんがいることをやさしく伝えられる絵本。

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助産師が描く、ママのおなかに赤ちゃんがいることをやさしく伝えられる絵本。

助産師の作者が、2人目を妊娠中に「あったら良いな。」と思った、小さな子どもにも分かる、妊娠についての絵本。自費出版にかかる費用を、ご支援よろしくお願いします。

★絵本を描いたきっかけ

私は、性教育のお仕事をしている助産師です。
昔から絵本が好きで、親子の幸せなふれあいにつながる絵本を作りたいと夢みてきました。

私は、2人目の子どもを妊娠中、切迫流産で安静にしないといけませんでした。
その時期はつわりの症状もひどくて、2歳の長女はママに甘えたいのに甘えられず、不安定になりました。
長女は、ママがいつもと違うことはすごく分かっているけれど、まだおなかも大きくないし、赤ちゃんがいると伝えられてもあまりイメージができないようでした。

おなかが大きくなってくると、「ママのおなかげんきなあれ。」と、お腹をやさしく触ってくれるようになりました。
赤ちゃんがいることを理解できて、自分にできることを見つけられると、長女の気持ちは落ち着いていきました。

その経験から、小さな子どもにも分かりやすく妊娠について伝えられて、見通しがもてるような絵本があったらいいなと思い、制作を始めました。

★絵本制作で工夫したこと

私は、妊娠中切迫流産になりやすく、流産も経験しています。そのため、いわゆる「9週の壁」を越えた頃に妊娠について伝える設定にしました。そして、ちょうどその時期は、つわりのピークと言われています。つわりは個人差も大きいので、絵本の中でどんな風に描くのか悩みました。

最近の研究で、胎盤が作られる時に分泌されるGDF15というホルモンが、つわりの原因になっていると分かっています。
絵本の中では、簡単な言葉でシンプルに説明していますが、医療専門職の助産師が描くからこそ、科学的根拠に基づいた内容にしました。

赤ちゃんがお腹の中でどんな風に大きくなっていくかは、果物を使って表現しました。いちごなら、小さないちごも大きないちごもあるし、個人差も配慮できるからです。また、日本には四季があるので、時間の流れは季節を使って表しました。妊娠初期を冬にしましたが、読んでいる方の季節に合わせて説明もできるかなと思います。

私は、大学病院で働いていた時、医療英語のクラスに通い、外国人の患者さんを英語でサポートしていました。
最近、日本に住む外国人の方々も増えていて、所属している豊島区助産師会のイベントでは、英語で通訳のお仕事をさせていただきました。
今回、よりたくさんの人に読んでもらえるように、日本語と英語で読める絵本にしました。ふりがなのように英語が書いている絵本があれば、日本語で読む人も英語に親しめるし、英語で読む人も日本語に親しめるかなと思います。
この度、幼少期から海外に住み、日本とインドネシアで日本語学校を経営している、親戚の片山元寿さんに英語の監修をしていただきました。

 

 

https://motion-gallery.net/projects/akachan_no_te