校となる母校を音楽×青春映画として残したいーーー。 映画「わたしの生きる物語(仮)」応援プロジェクト

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アイオライトレコード

このプロジェクトについて

今年に廃校になる母校の京都市立銅駝美術工芸高等学校を舞台に青春映画を制作します。音楽を担当するのは福岡のクレナズム。本作は2022年12月より開催の音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB 2023」にて上映予定。

 

はじめに・ご挨拶 

みなさま、初めまして。アイオライトレコード所属 監督の野田英季です。
みなさま、ご覧いただき、ありがとうございます。

この度、自主で映画を製作することとなりました。
この映画制作を経て様々な気持ちや想いが生まれることにワクワクしています。
この大変な時期ではありますが、感染予防に気をつけて取り組みたいと思います。
また撮影現場でのいじめ、パワハラ、セクハラを断じて禁止し、
誰も傷つかない現場作りに励みます。

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このプロジェクトで実現したいこと

先進国の中で、日本は若者の自殺者がトップであります。これはコロナ禍以前から変わらず、若者たちの無念な死に歯止めがかかりません。
原因の多くは、「学校」という若者たちにとっての「社会」だと言われています。

仲間意識の強い「学校」という名の社会は、適応できない人たちにとって生きづらく果てしない日常であり、多感な時期に、同じではないはずの価値観に同調をせざるを得ない体験や、集団でいるからこその孤独を感じたりしたことが、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

これからの未来を担っていく若者たちが、ある意味で閉ざされた小さな世界に囚われ、明日を生きることに絶望している状況に微力ながらでも希望のあるメッセージを提示したく、本プロジェクトを考えました。

それは私自身が学生時代に忘れてきたもの、失ったものを浄化するような行為とも言えます。本プロジェクトは、登場人物に自殺をしてしまう人がいます。「生きる苦しみ」は自らの命を断った者だけではなく、残された者たちの側にも連鎖する模様を中心に描き、内へと向かいがちな当事者の視点を自分以外に向け、他者を通すことで、また「死」、一つではない選択肢を持つことができるのではないかと考えます。

この作品を通し、若者たちの繊細な心のゆらぎや声を、私の生きてきた年数や体験・感覚を通して伝えられたらと思っています。
また、高校時代がそこまで遠くない若い世代のスタッフ、演者により本作品を構成することで、俯瞰して描くのではなく、同じ位置から代弁者として語り、見失いがちな自尊心の重要性を伝え自らの命、他人の命を見つめ直すきっかけとなりたいと思ったため企画に至りました。

そして様々な葛藤があった高校時代を思い返す中、様々な感謝が溢れてきました。

たくさん喧嘩やつらい思いもした学校だけど、あの人と過ごした思い出の場所に変わりはありません。様々な葛藤も含めて、全てにありがとうとこの作品で形にしたい思います。

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映画の舞台となる銅駝美術工芸高等学校校舎について

今回、映画の舞台として使わせていただくことになった銅駝美術工芸高等学校は、監督の妻の母校でありますが、今年度でこの校舎は廃校になります。

1933年(昭和8年)当時の銅駝尋常小学校が増改築された、築90年近い校舎だそうです。

地域の名前のついた美術高校は名前を変え2023年春に移転されます。長年、地域や卒業生に愛されてきたこの校舎を映像に残すことは、人の想いを映画に残すことと似ています。

思い出がたくさん詰まったこの校舎。さまざまな想いが生まれてきたこの場所に感謝を込めて、新しい作品として最後の表舞台としてこの映画の大切な場所となってくれることでしょう。

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掲載サイト:https://motion-gallery.net/projects/Aiolight