【鹿革×藍染】 廃棄される「鹿革」を、世界で1つの藍染絞りのバッグとして生まれ変わらせました。

ファッション 伝統・歴史 話題 MOTION GALLERY
このクラウドファンディング終了まで、あと84日です

鹿革

人間の都合で害獣として駆除される「鹿革」を、伝統ある染色技術の「藍染」で生まれ変わらせる取り組みをしています。あくまで「廃棄されるはずだった革」を使用することにこだわって商品作りをしています。

廃棄される「鹿革」を「藍染」で生まれ変わらせる

こんにちは。
ハンドメイド作家の「 kagaribi (カガリビ)」です。

人間の都合で大量に廃棄されている「鹿革」を、伝統ある染色技術の「藍染」で商品に生まれ変わらせ、たくさんの方にお届けしたいと思い、このプロジェクトを立ち上げました。

2025年3月には農林水産省HP内にある「ジビエ利活⽤の取組事例」の紹介ページにも掲載いただくことになりました。
( 農林水産省HP_多⽤途利⽤の取組事例

少しづつではありますが、活動してきたことをたくさんの方に知っていただき、応援いただけていることを嬉しく思います。

普段はHPやハンドメイドサイトでの販売ですが、さらに多くのお客様にお届けさせていただくために、今回クラウドファンディングにチャレンジすることになりました。

日本の鹿のこれまでと今

⬛︎  古くから日本人に馴染み深い「鹿」

日本で最も古い革に関する記述は『日本書紀』にまで遡り、日本列島が形づくられた後の集落跡からは獣皮・樹皮・藁編みの甲冑と想像されるものが出土しています。
日本鹿は日本在来の資源の一つであり、古代から信仰の対象となり日本人の心・技・匠を融合洗練させてきた歴史があるのです。1300年を超えるヒトとシカの関わりが、神鹿(しんろく)とあがめられ、シカが「霊獣」としての地位を獲得しています。
現代でも剣道や弓道など、日本古来の武道の道具に使われていますので、日本人に馴染み深い動物といえるのです。

⬛︎害獣として処理され続けている「鹿」

そんな日本人に馴染み深い鹿革ですが、 現代では鹿革の利用率は9%ほどしかなく、日本国内では年間60万頭もの鹿が“害獣”として処理され続けています。(2024年7月現在)
その理由は畜産業が盛んになり、牛や豚の革が安く大量に手に入るようになったからです。また、捕獲した鹿の革を加工する仕組みができていないことも原因に挙げられます。
鹿は爆発的にその数を増やしており森林の環境破壊から生態系への影響、農作物への被害など各地で深刻な問題となっています。そして、今よりも更に駆除頭数を増やさなければ抑制にならないともいわれています。
鹿が増えた原因は諸説ありますが、決定的な原因というものは無く様々な要因が複雑に絡み合う事で今日の増加を招いています。

⬛︎  「鹿革」を生まれ変わらせたい

そんなふうに廃棄される 「鹿革」を「藍染」で生まれ変わらせたい。
その想いがクラウドファンディングのきっかけでした。
是非この機会に、たくさんの方に応援していただきたく、今回は 「ショルダーバッグ」を2種、さらにもう少し手に取りやすい商品として「ポーチ」もご用意しました。
このプロジェクトを通じて、 「エシカル消費」を考えるきっかけにしていただけると嬉しいです。

 

 

https://motion-gallery.net/projects/kagaribi