愛知教育大学/竹チップで子どもたちにカブトムシに触れる体験を。

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クラウドファンディング内容

愛知教育大学/竹チップで子どもたちにカブトムシに触れる体験を。

愛知教育大学の学長補佐(グローバル推進担当)の小塚良孝です。

 

私は愛知教育大学で上記担当を務めるとともに、2021年3月に策定された「愛知教育大学未来共創プラン」に基づいて、野田敦敬学長が立ち上げた「子どもキャンパス構想」を推進しています。

 

2019年より続くコロナ禍で、休校や学校行事の中止・縮小が相次ぎ、外出の機会も減少しました。子どもたちは行ったことがない場所に行き、会ったことがない人に出会い、感じたことがない感覚を味わう機会を極めて持ちにくくなっています。

 

好奇心旺盛で多感な時期に、家の中にいなければならず,コミュニケーションの範囲も限られるこの状況はとても苦しいものです。これから大人に成長していく過程で重要となる、豊かな社会経験が必ずしも得られていないのではないか。そのような危惧を,一人の大人として,また,教育に携わる者として抱いていました。

 

そうした折、本学は「愛知教育大学未来共創プラン」という中長期ビジョンを策定しました。その一つの柱が、自然豊かな本学のキャンパスや教職員の多様な専門性を活かして、子どもたちに『あそび』と『まなび』を一体化したプログラムを提供する「子どもキャンパス構想」です。

 

愛知教育大学/竹チップで子どもたちにカブトムシに触れる体験を。

子どもキャンパスのイベントにて

 

この「子どもキャンパス構想」について他の教職員と話をする中で,本プロジェクトにつながる三つの情報を得ました。一つは、学内にカブトムシの幼虫が生息する場所があることです。二つ目は、キャンパス内に竹林が多く自生しており、地域の生態系を維持する上で大きな課題となっていることです。そして三つ目は、竹から作る竹チップがカブトムシの幼虫の良い生育環境の元となりうるということです。

 

子どもたちの現状への危惧と三つの情報が結びつき、このプロジェクトを考えるに至りました。思えば、幼い日に虫取り網と虫かごを持ってわくわくしながら山や林の中に入っていった記憶は今でも強く心に残っています。そんな体験をコロナ禍の子どもたちにも身近にできないだろうか、それを通じて様々なことが学べるのではないだろうか、と考えました。さらには、こうした取り組みに本学の学生も参加してくれれば、将来学校教育に携わる上で貴重な経験ができるのではないか、という期待も持ちました。

 

愛知教育大学/竹チップで子どもたちにカブトムシに触れる体験を。

キャンパス内にいたカブトムシ

 

このような経緯で、今回,キャンパスに自生している竹を学生と教職員が伐採してチップに加工・散布することでカブトムシが生育する環境を整えることにしました。そして、各地の小学校や町内会、子ども会等から来てくれた児童とともに、カブトムシが育つ自然環境や,さらには人間と自然の共生について考える機会を設けたいと思います。

 

子どもたちにカブトムシやクワガタを通して生き物の素晴らしさを体感してもらうため、放置された竹林を活用することで地域の生態系を維持するため、そして教職や教育支援職になろうとしている学生に子どもたちとふれあう貴重な経験をしてもらうため、私たちにどうかご協力をいただけないでしょうか。

 

愛知教育大学/竹チップで子どもたちにカブトムシに触れる体験を。

カブトムシの幼虫を探す子どもたち

 

お寄せ頂けた寄附金は、伐採した竹を破砕して竹チップ製造機の替え刃と、カブトムシを自宅で飼育するために子どもたちに渡す飼育セットの購入に充てる予定です。

 

▮ 「子どもキャンパス構想」と竹林の活用

 

今回実施する「竹チップでカブトムシやクワガタが育つ自然環境をつくろう!」では、本学に自生している竹を教職員と学生が伐採してチップに加工・散布することでカブトムシやクワガタが生育する環境を整えます。一般的にカブトムシの幼虫は枯葉などが分解された腐植土に生育していますがそこに竹チップを散布することで、幼虫の成長を助けることができます。

 

 「子どもキャンパス構想」では子どもたちに『あそび』と『まなび』を一体化したプログラムを提供することを目指しますが、その特徴の一つは、自然豊かな本学のキャンパスの利活用です。上記のような活動内容で、本学の広大な竹林を『あそび・まなび』の場へと転換し、地域に資する場所にしていきたいと考えています。

 

▮ 体験イベントの開催と教職・教育支援職を志す学生への効果

 

地域の小学校や町内会等から来てくれた児童とともに、カブトムシが育つ自然環境に限らず、人間と自然の共生について考える機会を設けます。ぺットショップで昆虫を購入することが一般的となった今日、卵や幼虫からカブトムシを採取・観察する体験は、子どもたちの生物や環境への関心を高めるきっかけとなると考えています。 

 

また、教職や教育支援職を志す学生が児童と交流し、一緒に生物や環境について考える機会を持つことは、未来の教育を担う立場として非常に有意義な経験になると考えています。

 

愛知教育大学/竹チップで子どもたちにカブトムシに触れる体験を。

この幼虫はオスかな?メスかな?

 

 

▮ プロジェクトの展望・ビジョン

 

将来的に、当プロジェクトは参加する小学校や幼稚園の校外学習の一環としても実施する予定であり、参加校とのまなびの連携を深めます。それぞれの学校で行われる事前学習や事後学習によって、子どもたちは探究的なまなびを実践することができます。

 

 竹は成長が速く、放置しておくと地域の生態系を壊すため全国的に問題となっています。本学だけでなく、広大な敷地を抱える地域の多くの学校もこの問題に頭を悩ませています。竹を有害なものとして除去するのではなく、有効活用して持続可能なコミュニティを実現する方法を皆様と共に考え、教員養成大学の目線で社会や地域の学校に提案していきたいと考えています。

 

▮ スケジュール

 

2022年8月上旬:成虫(カブトムシ・クワガタ)の観察、竹の伐採・チップ加工体験

2022年11月中旬:幼虫(カブトムシ)・成虫(クワガタ)の観察、竹の伐採・チップ加工体験

 

▮ おまけ

 

このページを最後まで見ていただいたみなさまにささやかですが、本学のキャンパスで撮影された「カブトムシの格闘をみているカブトムシ」の動画を公開していますので、ご覧ください。

 

 

▮ 税制上の優遇措置について

 

<税制上の優遇措置について>

 

愛知教育大学へのご寄附については,税制上の優遇措置が受けられます。 

 

■個人様の場合

〇所得税(所得控除)

寄附金額が年間2,000円を超える分について,所得控除を受けることができます。

控除対象となる寄附金の上限額は総所得金額の40%です。

 

 ◆寄附金額-2,000円=所得控除額

※(寄附金額-2,000)×所得税の税率=所得税の減少額となります。

 

 〇住民税

本学を「寄附金税額控除対象法人等」として指定している都道府県及び市町村にお住まいの寄附者様は,所得控除に加えて,翌年の個人住民税が軽減されます。控除対象となる寄附金の上限額は総所得金額の30%です。

控除対象の地方自治体については,愛知県内の条例指定状況よりご確認ください。

 

【参考】条例指定寄附金の取扱いについて(愛知県ウェブサイト)

 

 ◆(寄附金額-2,000円)×4~10%(※)=住民税控除額

※ 都道府県が指定した寄附金は4%

市町村が指定した寄附金は6%

都道府県と市町村双方が指定した寄附金は10%

(ただし,名古屋市にお住まいの方は,控除率が都道府県民税2%,市区町村民税8%で,

     控除割合の合計は10%となります。)

 

■法人様の場合

寄附金の全額を損金算入することができます。

 

<寄附金領収書の発行について>

 

寄附金領収書は,本学がクラウドファンディング募集事業を委託しているREADYFOR株式会社を通じて寄附金が本学に入金された日付(募集期間終了の翌々月)で発行しますので,税制上の優遇をお考えの方は,対象となる年にご注意ください。また,寄附金領収書のお名前はギフト送付先にご登録いただいたお名前となります。

プロジェクト概要と集めた資金の使途

国立大学法人愛知教育大学が竹チップを用いてカブトムシやクワガタと触れあうイベントを開催します。 資金の使途は子ども向け飼育セットの購入、竹チップ加工用器械の替え刃の購入費用、イベント開催時の保険料等にあてます。

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