多摩美術大学2025年度卒業制作『海想のメモリー』 スタジオに広がる海の世界を実現したい!

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海想のメモリー

多摩美術⼤学 演劇舞踊デザイン学科4年⽣の有志メンバー7名でつくる、卒業制作・展示企画『海想のメモリー』
スタジオいっぱいに作り上げる“想像の海”を、あなたも体験しませんか?

🦈ごあいさつ🦈

はじめまして、企画代表・舞台美術ゼミ4年の⼩林瑚夏です。

私は、海に対して特別な憧れを抱いています。私の名前には海にまつわる漢字が使われていますが、その由来を両親から教えてもらえずに育ちました。知らないからこそ、海は私にとってずっと「謎」であり、憧れであり、探究⼼をかきたてる存在でした。今回、卒業制作として「想像の海をつくる」ことを選んだのは、そんな⾃分なりの「海への答え」を、カタチにしたいと思ったのがきっかけです。

「海のない場所に、私たちの海を。」という想いを共有する仲間たちと共に、ゼロから⼿づくりで空間を⽴ち上げていく挑戦です。この展⽰は、企画・空間演出・製作・広報まで、すべてを学⽣だけで⼿掛けています。でも、学⽣だけの⼒ではどうしても⾜りない部分もあります。だからこそ、今、皆さまの応援が必要です。この海を、ただの卒業制作の展⽰で終わらせたくありません。この想いに共感してくださったあなたと⼀緒に、空間をつくりあげたいと思っています。

「海のない場所に、私たちの海を。」あなたの⼀歩を、「海」にしてください。そして完成したその海を、ぜひ体験しに来てください!

1.演劇舞踊デザイン学科2025年度卒業制作とは?

多摩美術⼤学演劇舞踊デザイン学科では、これまで学科全体での演劇公演を卒業制作のカタチとして⾏ってきました。演劇舞踊コースと劇場美術デザインコースの学⽣が協働し、⼀つの舞台作品をつくりあげる形式です。

しかし、2025年度は新たな試みとして、学⽣⼀⼈ひとりが⾃⾝のテーマと表現⽅法を企画・⽴案し、個⼈またはチームで卒業制作を⾏う形式へと移⾏しました。舞台美術、空間演出、演出、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、表現のスタイルはこれまで以上に多様で⾃由なものとなり、各学⽣の専⾨性や個性が、より強く表現に反映される卒業制作へと進化しています。この変化により、学⽣にはこれまで以上に主体性・計画⼒・実⾏⼒が求められますが、それぞれが「⾃分にとっての卒業制作とは何か」を模索し、実践していく過程そのものが、私たちにとっての⼤きな学びとなっています。

2.演劇舞踊デザイン学科2025年度卒業制作 『海想のメモリー』を実現したい!

【企画趣旨】
⼤学3年間を通して、戯曲をもとにした空間づくりに取り組んできました。最終学年となる今年は、これまでの学びの集⼤成として、⾃分たちが試したかった技術を惜しみなく盛り込み、舞台美術の製作に挑みます。歴代の学科の中でも印象に残る作品を⽬指し、来場してくださった⽅々に楽しんでいただけるような空間演出を⽬指します。私たちなりの「痕跡」を、この空間に刻みたいと思っています。

「海のない場所に、私たちの海を。」

そんな想いを込めた空間を、ぜひ体験しに来てください。

【企画目的】
・昨年度までとは異なる卒業制作の形式を最⼤限に利⽤し、⼤学で学んできた知識・技術・表現を⼀つのかたちにまとめる「集⼤成の展⽰」として実施。 これまでの学びを振り返りながら、⾃分たちの表現⼒と企画⼒を確かめる場とする。
・⼤学という恵まれた環境と設備、チャレンジできる機会を最⼤限に利⽤した企画をしたい。
・学内だけでなく、より多くの⼈に作品や企画を届けることを⽬指し、クラウドファンディングやSNSを通じた広報活動にも挑戦。展⽰制作だけでなく、発信や商品制作・販売まで含めた総合的なプロジェクトとして、実社会を⾒据えた経験を積む。
・これから先の進路や卒業後の活動にもつながるような「アウトプットの場」として機能させ、卒業制作という枠を越えた実践的な挑戦とする。

3.⾦井勇⼀郎教授からの応援メッセージ

私たちを日ごろからご指導くださっている金井勇⼀郎教授(舞台美術ゼミ指導教員/本企画主査教員)から、あたたかいメッセージをいただきました。

【応援メッセージ】
多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科劇場美術デザインコース9期生舞台美術ゼミの小林さん、加藤さん、佐々木さん、祖父江さん、中村さん、川崎さん、そして照明ゼミの内海さんの7人が卒業制作として挑む『海想のメモリー』は、舞台美術の学びの集大成と同期の仲間との経験を結晶させた大切な作品になることでしょう。海のない場所に海を創り出すという発想と実践は、まさに皆さんの創造力の証です。困難もあるでしょうが、互いを信じ、4年間積み重ねてきた力を最大限に発揮してください。皆さんの情熱が訪れる人々の心に深く残る体験を生み出すと確信しています。最後まで走り抜け、自分たちの海を世界に発信してください。私も応援しています。

【プロフィール】
⾦井 勇⼀郎 教授

多摩美術⼤学演劇舞踊デザイン学科 教授
⾦井⼤道具株式会社 代表取締役社⻑

【主な受賞歴】
2006年『NINAGAWA ⼗⼆夜』読売演劇⼤賞最優秀スタッフ賞受賞
2008年『憑神』伊藤熹朔賞受賞
2022年『ハリーポッターと呪いの⼦』読売演劇⼤賞選考委員特別賞(団体受賞)
2022年『ハリーポッターと呪いの⼦』菊⽥⼀夫演劇賞⼤賞(団体受賞)
2023年 ⽂化庁⻑官表彰
2024年 黄綬褒章受章

 

 

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