高騰する宿泊費に悩むミュージシャンを支援するため店舗をリノベーションし「音楽活動応援拠点」を設立。宿泊費の負担を軽減しライブハウス直結の快適空間で活動に専念でき、高松の音楽シーンを盛り上げます!
1999年7月4日、香川県高松市常磐町に開業したアコースティックを基本としたライブハウスです。長年にわたり、様々なジャンル、 ミュージシャンが高松で音楽を届け、地元の人々や遠方から訪れる音楽ファンがライブの熱気を分かち合える場所として、高松の音楽シーンを支え続けています。2022年に「地域に根差した音楽文化の発信拠点」として、お酒と共に上質な音楽に浸れるバー、厳選された音楽アイテムが見つかるストア、熱気あふれるライブが楽しめるライブ会場、そして創作活動をサポートする音楽スタジオの4つの拠点を展開し、ビル1棟を利用した複合事業を展開中。
【RUFFHOUSEビルディング概要】
※ビル全体像
4階:事務所 兼 倉庫
3階:音楽スタジオ
2階:ライブ会場
11階:BARスペース
移転前の欠点を補う為、新店舗ではスタジオ兼楽屋スペースを増設しました。また、演奏を妨げないスムーズなトイレまでの動線を確保し、収容人数も拡大。最高の音響環境を提供するため、厳選した機材への投資も行っています。
日本の音楽シーンを支える、志高く情熱を持ったツアーミュージシャンたち。
彼らの多くは、遠征ライブの際に直面する 「高騰する宿泊費」という大きな壁に悩まされています。特に地方でのライブ活動では、宿泊費が大きな負担となり、活動の継続を困難にしています。
昨今、全国で宿泊費が著しく高騰しており、高松市内においてもコロナ禍以前の2倍、週末やイベント時には3倍にも跳ね上がるケースが頻発しています。さらに、インバウンド需要の増加や、新設された「あなぶきアリーナ」での大規模イベント開催時には、宿泊施設そのものの予約が困難になる状況が生まれています。
【高松市の宿泊料金の動向】
コロナ以前の2019年からコロナ禍が収束した2025年の間に高松市内のビジネスホテルの宿泊価格が大幅に上昇したことが推測できます。2019年には一泊3,000円から7,000円程度で利用できたD社が、2025年には一人あたり8,000円から16,000円の価格帯で提供されており、予算重視のC社でも8,000円を超えるプランが見られるなど、価格帯が全体的に上昇。特にゴールデンウィークのような繁忙期には、宿泊料金が2024年と比較して1.5倍にまで上昇しているホテルも存在することから 、需要の集中が価格高騰に大きく影響していることがわかります。
(KSBニュース[2025年04月22日]より抜粋)
引用元: https://news.ksb.co.jp/article/15720177)
ツアーミュージシャンやライブ活動を行うアーティストが宿泊費や交通費の高騰で困っているという情報は、複数のソースで確認できます。
ホテル代の高騰が顕著:
コロナ禍でのホテル減少や人手不足に加え、インバウンド需要の増加により、特に都市部やイベント開催時のホテル宿泊費が大幅に高騰し、通常の数倍になるケースも報告されています。特定のアーティストのライブ開催時には、周辺ホテルの宿泊費が異常なほど値上がりし、「ホテル難民」が発生するケースも報じられています。
ミュージシャン、バンドの切実な声:
実際にバンドマンがSNSで「ツアーに向けてホテルの手配をしてるんやけど尋常じゃない程値上がりしている土-日に関しては通常の4倍気絶しそう!」と困惑の声を上げている事例が紹介されています。
遠征費用全体の負担増:
ライブツアーにかかる費用として、交通費(ガソリン代、高速道路代、新幹線、飛行機など)、宿泊費、食費などが挙げられ、これら全体が増加傾向にあることが示唆されています。
音楽業界全体のコスト増:
ライブ業界全体で、電気代、資材費、輸送費、さらにコロナ禍を経ての人員不足による人件費の高騰など、運営コストが全体的に膨らんでいることが指摘されています。これはチケット価格にも影響を与えていますが、アーティストの遠征費用にも間接的に影響していると考えられます。
活動資金の確保が課題:
文化芸術活動を行う団体やアーティストのアンケート調査結果では、「活動資金の確保」が最も大きな課題として挙げられています。遠征費用もこの活動資金の一部であり、その増加は活動継続を困難にする要因となります。