小さな山村の奮闘記を通して全国の人々を励ましたい! 映画『おらが村のツチノコ騒動記』制作・宣伝のご支援をお願いします

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おらが村のツチノコ騒動記

『おらが村のツチノコ騒動記』は、ツチノコを入口に全国の農山村がたどった暮らしの変容を追うドキュメンタリー映画です。地方で奮闘してきた先人たちの言葉に耳を傾け、若い世代がどう未来を切り開いていくのか。そのヒントを探ります。

おらが村のツチノコ騒動記映画の主な舞台・岐阜県東白川村

いるのか、いないのか————。

未だその存在が確かめられていない謎だらけの生物・ツチノコ。
『おらが村のツチノコ騒動記』は、全国に伝わるツチノコ伝承を追うことからはじまる物語です。

かつては“妖怪”として畏れられてきたツチノコも、現在では“ゆるキャラ”にもなるほどの人気者です。この変容は、いったい何によってもたらされたのでしょうか。また「いない」と思う人びとと「いる」と思う人びと、その想像力の差は何なのでしょうか。

岐阜県東白川村をはじめ、奈良や広島、新潟などに日本全国に残る伝承や目撃談も丹念に集めて回りました。ツチノコという、いるのかいないのかもわからない生き物をテーマに、広く全国の農山村の戦後史を描き出し、私たちの未来へのヒントを探るドキュメンタリー映画を制作します。

◆ 監督・今井友樹より皆さまへ

私は記録映画監督の今井友樹といいます。
地域の暮らしに根ざした民俗文化を主題としたドキュメンタリーを作っています。

自然を相手に暮らしてきた人は、理解できないもの、不可解なものに遭遇することがあります。
そんなとき、かつてなら「妖怪に出会った」とか「狐に騙された」とか、お互いに言い合えた世間がありました。いまはそんなこと言えば「迷信だ」と片付けられてしまうでしょう。

混沌、恐怖、死といった「不安なもの」を科学の発展で克服しようとしてきたのが現代だと思います。しかし、必ずしも発展は幸せにつながらない。ならばいかにして不安なものを、心の豊かさに捉え直すことができるかー。もしかしたらツチノコは「いる」と信じた時代のほうが心豊かであったと言えるのかもしれません。その答えをツチノコに求めてみようと思ったのが、本作の制作のきっかけです。

日頃、民俗の映像記録をしていて痛感するのは、記録するニーズが差し迫っている時、それらの民俗事象は常に変容し、やがては消滅してゆく可能性があるものばかりだということです。このような映像記録を続ける中で、地方の農山村の行方そのものを記録せねばという思いが、ふつふつと湧き上がってきました。悲観的な部分もあるけど、一方では楽しみながら、そして未来を模索しながら、前向きな応援歌として作品を届けたいと思っています。

本作は2014年から取材を行ってきました。残り最後の追加取材を経て本夏の完成を目指しております。

『おらが村のツチノコ騒動記』の制作・宣伝に、是非とも皆さんのご支援をいただけますよう、よろしくお願いいたします!

 

https://motion-gallery.net/projects/TSUCHINOKO-FILM