京都の太夫文化を後世へ、京都市指定文化財「輪違屋」の修復へご支援を
京都市下京区の花街 島原にある「輪違屋」。元禄年間の創業以来、330年余にわたって島原で営業を続けている一見さんお断りの置屋兼お茶屋。
宴席で歌舞音曲で接待する女性の最高位である「太夫」を抱え、令和の現代においても、その文化が引き継がれています。
また、本物の道中傘を張り付けた「傘の間」や、本物の紅葉を使って型取り、彩色した「紅葉の間」など、斬新な意匠を凝らした座敷を有し、質の高い建築となっています。
しかし、明治期に張られた天井の唐紙に大きな亀裂や垂れ下がりが発生し、適切な方法での保存修理が急がれます。修理が必要な場所は、2階の座敷に向かう重要な部屋です。いただいたご寄付で、当時の板木を使って同じ文様の唐紙を作り、修理を進めます。
このプロジェクトを通じて、普段見ることのできない建物内部の様子や歴史的価値を多くの方にご理解いただき、太夫文化を後世へ繋いでいきたいと思います。どうか皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
傘の間で舞う如月太夫