島根県の離島・知夫里島にて、食材を作るところから食べるところまでを手がけるフレンチレストラン「Chez SAWA(シェ・サワ)」による、新ブランド地鶏「知夫軍鶏」の処理場を造るための古民家改修プロジェクトです。
沢山の魅力的なプロジェクトの中から、私達のページを見にきてくださりありがとうございます。Chez SAWAシェフの里野モミイチと申します。
里野モミイチ(さとの もみいち)
長野県信州戸隠出身。1968年生まれ。辻調理師学校卒業。のち、辻調理師学校フランス校卒業。フランスの星付きレストラン数件で3年間研鑽。その後1年ドイツのフレンチレストランで料理長を務める。帰国後、家業である山小屋での宿泊業を手伝っていたある日、宿泊者向けのティータイムで提供したりんごのパイが新聞に掲載されるほどの話題を呼び、新たにレストランを開業。1996年のプレオリンピックから1998年長野オリンピックにおいて、各国の要人の料理を担当する。その後、全国各地のリゾートホテルや岡山国際サーキットにて料理長を務める。知人の紹介で知夫里島に訪れた際、「ここが自らのラストランディングだ」と感じ、移住を決意。2022年10月にパートナーの岡田紗和氏と共にフレンチレストラン「Chez SAWA」を自宅の古民家にて開業し、現在シェフとして厨房に立つ。
私達は、島根県の離島・隠岐諸島の一つ知夫里(ちぶり)島にて、農園「ITADAKI FARM」とフレンチレストラン「Chez SAWA(シェ・サワ)」を営んでいます。私は主にレストランでの仕事を担当し、パートナーの岡田紗和は農園を担当しています。2019年に知夫里島に移住し、2022年10月にレストランをオープンしました。その土地ならではの食材で、そこでしか味わえない料理を提供したいという思いのもと、野菜やハーブは自家農園から、魚介は漁師さんや地元の島民の方から、お肉は隣の島や信頼できる生産者さんから仕入れをしています。安定して食材が手に入らない環境の中で、お客さんに楽しんでいただけるよう、メニューは当日手に入った食材で常に変動させています。
農家のいなかった知夫里島でレストランをやるにあたり、野菜の調達は一番の課題でした。そこで、農業に興味を持っていたパートナーの紗和を知夫里島に誘い、農作物の提供をお願いすることになりました。農園を開墾するところから始まった彼女の初挑戦は、3年目の現在、数十種類の野菜やハーブを栽培する農園にまで成長しています。昨年の10月からは養鶏も始め、少しづつですが自分たちで賄える食材が増えていきているところです。