東京都でありながら森や湖、渓谷、鍾乳洞などの豊かな自然に恵まれた奥多摩。そこを“若き挑戦者が集うまち”にするためのシェアハウス「yoccä」をつくります。
こんにちは、西田和哉と申します! 6年前に東京都のいちばん西の端っこにある奥多摩町に移住し、そこで「 きよかわゲストハウス」という小さな宿屋を営んでいます。
豊かな自然に恵まれ多くの観光客でにぎわう奥多摩ですが、町勢に目を向けると人口減少や高齢化などの課題を抱える過疎の町でもあります。
そこに移住者を呼び込むためのシェアハウスをつくり、 奥多摩を「若き挑戦者が集うまち」にしたい! というのが今回のプロジェクト。
今ある移住問題の解消だけでなく未来の町づくりの種まきにもなるこの取り組みについて、僕のありったけの想いをお伝えできればと思います。
僕が夢を叶えた町、奥多摩
奥多摩町は東京都の最西端にあり、都心から電車でも車でも2時間ほどで到着します。登山やキャンプが好きなアウトドア派にはよく知られた町ですが、そうでない人からすると名前も場所もピンとこないかもしれません。
四季折々の自然に彩られた美しい町です
東京都の面積の10%を占める広大な土地を有し、そのほとんどが山林です。多摩川の最上流部分でもあることから、山や渓谷、森、湖が織りなす美しい景色に恵まれ、たくさんの観光客でにぎわいます。
その一方で人口減少や高齢化が進む過疎地域でもあり、現在5,000人ほどの人口が20年後には2,000人にまで減るという試算もあります。
人と人との距離感が近く、人情味があるんです
僕が奥多摩に移住したのは2016年。決め手となったのは豊かな自然や鉄道の便利なアクセスだけでなく、そこで暮らす人々のあたたかさでした。
町外からやってきて「奥多摩にゲストハウスをつくりたい!」と話す僕のことを、先輩移住者たちも奥多摩で生まれ育った地元の人たちも快く迎え入れ、応援してくれたのです。
その数年後には念願叶って自分のゲストハウスを持つことができ、旅行者だけでなく地域の人たちにも開かれた場として、日々たくさんの笑い声に包まれています。