東日本大震災から11年。陸前高田の未来をつくる活動がしたい、という想いでプロジェクトを立ち上げました。陸前高田市の津浪浸水区域に緑を植え、「命と循環」をテーマとした美しい森をみなさまと一緒に作る、復興への新たなプロジェクトです。
日本旅行東北の吉田勇太です。
この度、陸前高田で継続的な樹木育成を実施すべくワタミオーガニックランドさんと企画を立ち上げました。
陸前高田市には震災前、日本百景にも数えられる白砂青松の浜と高田の松原がありました。白い砂浜に樹齢300年を超える約7万本の松が続くさまは、まるで日本画に描かれた風景のようで、その景観は石川啄木も愛したと言われています。(一握の砂)
「東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて カニとたわむる」
しかし震災によりその松原は奇跡の一本松を残すのみとなりました。
当時の風景そのものに戻すことはできないかもしれませんが、現状に即した、環境に適した樹木を選択しながら、新しく陸前高田らしい森林を皆様と育てていくことを目指します。
陸前高田ワタミオーガニックランド
■命と循環を考える場所でありたい
・2021年復興庁が解体される予定の為(2019年当時)陸前高田市との協議を経て
陸前高田watamiオーガニックランドをスタートの方針が固まり、ようやく国や県、市の支援を受け、がれきの撤去や街としての機能を取り戻すべく、止まっていた時間が動き出すこととなりました。
・震災後10年、節目に23 haの内 3haの整備が進み、一部オープンすることができました。
これから20年かけて少しづつ、計画を進めていきます。
・たくさんの尊い命が失われたこの地だからこそ、命の大切さ、そして、自然の厳しさ、脅威だけではなく、自然の恵み、新たな命と循環、について考える場所にしたいと考えています。
・私たちの考えるオーガニックとは【すべての命が幸せになる仕組み】
と捉えています。いろいろな命の相互の関わりの中で
私たちが自然と生きている仕組を様々な視点から一緒に考えるきっかけをつくるプログラムを行います。