織姫様を祀る 初生衣神社
870年を迎える「織殿」修繕にご支援を
初生衣神社は静岡県浜松市三ヶ日町の地で860年以上の歴史を持つ、機織りの神様・天棚機姫命をご祭神としてお祭りする神社です。この浜名の地域は伊勢神宮の神領にあり、中でも初生衣神社は800年を超える長い間、伊勢神宮に神御衣を納めてきました。その歴史から今では「遠州織物の聖地」として地域の支えにもなっています。
初生衣神社の境内には、浜松市指定有形民俗文化財である「織殿」があり、ここにある織機は800年前に神衣を織っていた物と全く同じ形をしています。江戸時代に建てられてから現在までその姿を保ってきた織殿ですが、近年では建物全体が傾き、ついには5年以上持たない可能性があるとの診断を受けました。
しかしながら初生衣神社には氏子様はおらず、これまでの主な収入はおんぞ祭りの玉串料のみ、奉賛会員さまからのご支援や浜松市からの補助金も修繕費用を全額を賄うには足りず、このままでは織殿を守ることができません。そこで今回、織殿の修繕費の一部をクラウドファンディングを通じて募らせていただくことを決意しました。
今回の挑戦をきっかけに織殿が守られることはもちろん、より多くの方々に初生衣神社や遠州織物の魅力が伝わり、地域の活性化へ繋がることを願っています。初生衣神社を次なる100年先の未来へ残していくために、皆様のあたたかいご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。